地球温暖化について考えよう パート2 地球の気温と二酸化炭素
どうして二酸化炭素が増えると気温が上がるの?
大気中の二酸化炭素は温室のガラスに似ています。温室のガラスは、太陽光線を素通ししますが、それによって暖まった室内の熱をなかなか逃がそうとしません。空気中の二酸化炭素の量が多いと、大気全体が温室のガラスのようになり、太陽から地球にふりそそいだ熱が逃げられなくなって、地上の気温が上がってしまうのです。これを地球の「温室効果」といいます。

原始の地球は熱かった。
地球が生まれたのは、今からおよそ46億年前。誕生したばかりの地球は、大気中のほとんどが二酸化炭素でしたから、その温室効果で地表はものすごく熱く、とても生物が生きられるような環境ではありませんでした。その後、蒸発した水蒸気が雨となって降り始め、地球の表面はだんだんと冷えていったのです。雨はくる日もくる日も降り続き、洪水となり、低いところにたまった水が海となりました。約32億年前、この海から生物が生まれてきたんですね。
森林が二酸化炭素を吸っていった。
海で生まれた藻(も)やコケの仲間は、光合成(こうごうせい)によって二酸化炭素を酸素に変えていきました。その後、進化した植物たちが地上に現われ、3億年くらい前になると、巨大な木々が地上のいたるところに大森林をつくりました。この時期に栄えた植物は枯れた後、泥のようになり、それがどんどん積もって埋まり、地球の内部の熱によって石炭へと変わっていったのです。空気中の二酸化炭素は、この石炭の中に炭素というかたちで閉じ込められました。石炭を燃やすと二酸化炭素が再び空気中に出ていくというわけです。
二酸化炭素の濃さと気温の関係は…。
植物や海藻(かいそう)類などの働きで二酸化炭素が減ってくると、地上の平均気温が下がってきました。人類の祖先が現われたのは約300〜400万年前と言われていますが、その時期は、地球の平均気温が下がり始めた頃でした。そして、200万年前頃から地球の気温が規則的に上がる時期と下がる時期が交代にやってくるようになりました。この寒い時期と暖かい時期のサイクルは、二酸化炭素の濃さと大きな関係があります。つまり、大気中の二酸化炭素が減ると気温が下がり(氷河期)、増えると気温が上がる(温暖期)のです。
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