温暖化で、私たちの環境はどう変わる?
海の中でサンゴが死につつある。
南国のエメラルドグリーンの海の象徴サンゴは、熱帯や亜熱帯の水温が27℃ぐらいのところに分布していますが、いま、色あせて死んでいくサンゴが増えつつあります。サンゴは、サンゴ虫と小さな藻(も)の仲間とが助け合いながら生きていますが、この藻の仲間は水温の変化にとても敏感で、少しでも水温が上がるとサンゴから離れて行ってしまいます。その結果、サンゴ虫が死に、サンゴ礁がなくなってしまうのです。このことは、そこにすむたくさんの小さな魚のえさをなくし、それを食べる大きな魚、ひいては人間にも影響をおよぼしてくる重要な問題なのです。

数十年後、環境はどう変わるのだろう?
このまま温暖化が続くと、将来、地球の平均気温は2〜5℃上がると言われています。そうなると、日本は亜熱帯地域になってしまうし、南極や北極の氷がとけて、海面が上昇します。日本でも、湾岸地帯や埋立地は海面下に沈み、砂浜はほとんど消えてしまいます。また、台風の発生する場所が北に上がり、大型の台風がより多く上陸するようになるだろうと言われています。

地球温暖化の原因は生活パターンの変化?!
どうして、こんなに急に二酸化炭素は増えてしまったのでしょう? それは、生活のスタイルがずい分と変わってきたからです。たとえば、今から約40年前の1960年代の日本の生活を見てみると、生活のしかたが今とまったく違うことに気づくはず。たとえば…
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テレビのある家は少なかった。冷蔵庫も小さかったし、電子レンジやエアコンなんてまだなかった。
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お風呂も、まだ薪(まき)でたいていた家も多く、さめないうちに家族一緒に入るのがふつうだった。
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自家用車を持っている家も多くはなかった。あっても小さなクルマがほとんど。
ところが、今は、冷蔵庫が大型になり、エアコンは部屋ごとに1台ずつ、カラーテレビは一家に2〜3台も珍しくありませんね。こうした便利な生活が温暖化を加速させており、この10年だけをみても、家庭から出る二酸化炭素の量は30%以上も増えているのです。

40年前と今ではエネルギーを使う量がずいぶん違う。
増え続ける電化製品や自動車などは、作る時にも、使う時にも、たくさんの石油やガソリン、天然ガスなどが必要。グラフでみると、40年前に比べて線が上へ上へと上がっているのがわかりますね。

二酸化炭素の出る量も、便利さと一緒に増えている。
石油や石炭、天然ガスなど(化石燃料)を使うことによって出てくる二酸化炭素の量も上のグラフとほとんど比例しています。

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