自然のふしぎ発見マガジン
なちゅふれ「地球温暖化について考えよう(3)」
イオルキッズ
なちゅふれバックナンバーはこちら
かんきょうニュースがんばれ地球マン

私たちの将来はどうなるんだろう?

世界で、日本で、今後起きる変化は…。

このまま二酸化炭素の量が増え続ければ、とりかえしのつかない事態になってしまいます。IPCC(気候変動に関する政府間パネル)の報告によると…

激しい気候変動によって農業が変わる
西日本では、現在つくっているジャポニカ米(短粒米)が高温障害のために栽培が難しくなり、大幅な減収となり、粒が長く粘り気の少ないインディカ米しか育たなくなるでしょう。さらに、大きな温度変化が起きて、土の中の微生物が死滅してしまうと、ほとんどの土地で何も育たなくなります。また、病虫害も増えるため、農業への深刻な打撃と食糧不足が心配されます。

南極の氷がとける
温暖化により、海水が膨張し、さらに南極の氷がとけると、50cm〜1mも海面が上がり、海抜の低い島国であるモルジブ、ミクロネシア連邦、キリバス、マーシャル諸島などや、オランダ、バングラデッシュなど土地の低い国では、海没による深刻な被害が出てきます。これによる環境難民は10億人にものぼると言われ、また、沿岸地域では高潮や津波が発生する危険性が予測されます。IPCCの報告によれば、南極ではすでに東京都の面積より巨大な氷が滑り出しており、こうした氷が勢いよく大陸棚から滑り落ちる時の衝撃が及ぼす影響については、科学者も予測不可能だとか。歴史にない大津波が起こる可能性も出てきます。

気候変動による異常気象の発生
大気と海水の温度が上昇することによって、水の蒸発が活発になり、水蒸気の量が増えます。このため、地球全体としては現在より降雨量が増え、集中豪雨や大洪水も規模が広範囲になり、その数も年々増加していきます。また、水の循環が変わることによって干ばつも多発し、砂漠化が進行することになります。

生物絶滅の危機
急速な温度変化のために、陸上の生態系や海の生態系が崩壊するおそれがあります。一般に、多くの生物種が適応できるのは、10年間におよそ0.01℃の変化と言われており、実際、氷河期に栄えたマンモスや多くの生き物は、急激な温度変化についていくことができずに死に絶えてしまいました。ある種が絶滅するということは、その種に依存している他の種も生存が難しくなるということ。つまり、絶滅がドミノ倒しのように進行していくのです。


もどる


化石燃料に依存する現在のライフスタイル

たとえば、最近の自動車普及台数をみると、40年前は全世界で5,000万台だったものが、今では5億台に増えており、この40年間で10倍になっています。日本には現在7,700万台の自動車がありますが、このままの勢いで世界中で自動車が増加していくと一体どうなるのでしょう。現在約64億人いる世界の人たちが、仮に、日本人と同じ割合(2人に1台)で自動車を保有したら、単純に計算してもその数は32億台にのぼります。これは現状の6倍。化石燃料に依存する現在のライフスタイルを見直さなければならない時がきていることだけは確かです。

illustration

エネルギーの使い方を見つめ直す時

私たちの便利で快適な生活が、地球に大きな負担をかけているということがわかってきました。各家庭にある電化製品や自動車をはじめ、全国に500万台以上あると言われる自動販売機、24時間休みない都市型のライフスタイルノ。これらを維持するために、電気、ガス、ガソリンがたくさん使われるようになり、その消費量は40年前に比べて10倍以上に増えています。しかし、日本のエネルギー自給率は9%、食糧自給率は30%。不足分はすべて外国から輸入しているのです。あと40年と言われる石油資源が枯渇し、今後、温暖化の影響で多くの国が食糧不足になってきた時に、現在の輸出国は今と同じように日本に輸出してくれるのでしょうか?

もどる

 


 [このサイトについて]  [お問い合わせ]   
 www.eco-online.org