自然のふしぎ発見マガジン
なちゅふれ「秋の野鳥を見つけよう!」
イオルキッズ
なちゅふれバックナンバーはこちら
イオルキッズつうしんがんばれ地球マン

illustration illustration

水辺の鳥に親しもう

公園の池や川原、海岸などの水辺は、魚や小動物、植物などが多いので、鳥たちがたくさん集まってくる所。見晴らしもよく、バードウォッチングには最適です。暑すぎず、寒すぎない秋は、水辺で鳥たちをじっくり観察してみるのに良い季節。きっと、いろいろな発見がありますよ。

illustration

水の上にいても寒くないのはどうして?

illustration

その秘密は、体をおおっている羽毛。とくに、いちばん内側の細かい綿羽(めんう)という羽は体を暖かく保ち、その上にあるかたい板状の体羽(たいう)は、水が入ってくるのを防いでくれます。こんなに大切な羽ですから、その手入れである「羽(は)づくろい」も欠かせません。くちばしでほつれを直したり、寄生虫を取り除いたり、尾羽のつけ根から出るあぶらをぬって防水に役立てたり…。かわいいしぐさにも意味があるのですね。



illustration 鳥にも潜水(せんすい)のプロがいる。

空を飛ぶ鳥たちは、体を軽くするために骨の中ががらんどう。また、体の中に「きのう」という空気をためておく袋があるため、ふつうは水の中にもぐることはできません。でも、公園の池などにいるカイツブリや、ウミウカワウ、また、海ガモの仲間のウミアイサキンクロハジロなどは、えさを取ったり、敵から逃れるために潜水ができます。こうした鳥たちは、骨の中がつまっていて重く、また、もぐろうとする時はきのうから空気をぬいて沈みやすくできます。また、水かきのついた足が体の後ろの方にあって、水中で前に進む力が出しやすいのも特長。特技を生かすには、それなりの"身じたく"が欠かせませんね。


女装(じょそう)しているのカモね。

illustration

図鑑などでカモの仲間を調べると、オスはカラフルに、メスは茶色で地味に書かれており、すぐに区別がつきそうですね。ところが、今の時期に、北の国から渡ってきたばかりのカモ類はみんな茶色いメスの色。オスは一体いつ来るの? と思う人もいるかも。実は、オスはもう来ています。メスとそっくりな色をしているので気がつかないだけ。これをエクリプス(隠れるというような意味)というのです。(越冬地で)エクリプス羽が見られるのは、秋から初冬のこの時期だけ。でも、くちばしや足の色などはオスの特長が出ていますから、図鑑片手に観察してみましょう。


illustration 白ユリのような姿で、ゴミあさり?!

秋から春に、海辺や河口などでよく見られるユリカモメ。白ユリのような色の冬羽から、こう名づけられたようですが、そのかわいい名前に似つかず、カラスのように大群でゴミ捨て場の生ゴミをあさる姿が目につくようになりました。ふつうは、頭が黒い夏羽に変わる4月頃に北の方へ帰る鳥ですが、今では5月頃まで居残っている姿も見られます。人間の出すゴミが増えて、ユリカモメの生活も変わってしまったのかもしれません。


まえのページ つきのページ


 [このサイトについて]  [お問い合わせ]   
 www.eco-online.org