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夜空のふしぎ物語 1秒間に地球を7回り半もする光の速さで、何千万年、何億年かけて進んでも、まだまだその先に広がっているはてしない宇宙。地球を離れた宇宙空間の中には、数え切れない数の星があり、私たちの想像もつかないようなことがたくさんあります。今回は、そんな宇宙のふしぎにせまってみましょう。
宇宙の広さは、それこそ無限。とてもふだん使っているメートルなどの単位で距離は測れませんから、光が1年間に進む距離「1光年」(約9兆5000億km)を使って表わします。たとえば、地球にいちばん近い恒星(こうせい=自分で光を出す星)でも4光年(光のスピードで4年かかる距離)、銀河系にいちばん近い銀河「アンドロメダ星雲」は230万光年のかなたにあるというわけ。それだけの時間をかけて地球に届く光ですから、私たちが見ている星の姿も過去のもの。夜空に見える光は、一体、何万年の旅をしてきたのでしょうか。
太陽系の天体と同じように、夜空にまたたく星たちも、「星間物質」といわれる宇宙のガスやチリが集まった「星雲」から生まれました。星雲には濃淡があって、濃い部分はまわりを引き寄せてさらに濃さを増すため、やがてかたまりが生まれます。それが、星のたまご。星のたまごは、自分の重力の力で縮んでいき、中心に芯をつくってうずをまき始めます。さらに、中心にぎゅっと押し集まって輝き始めると、それが星の誕生です。
星の大きさは、みんな同じように小さく見えますが、それは星たちが遠いところにあるため。たとえば、太陽の直径の900倍もあるべテルギウスは、木星が太陽を回る軌道と同じくらいの大きさを持つ巨大な星なのに、太陽の2倍ほどのシリウスと同じ1等星。これは、ベテルギウスが地球から500光年も離れているのに、シリウスは9光年と近いため。星も見かけだけでは判断できませんね。
星たちの色の違いは、その星の表面温度の違い。たとえばおうし座の赤いアルデバランは約3000℃ですが、おおいぬ座の青白いシリウスは9300℃、黄色い太陽は、その中間で約6000℃というわけ。つまり、赤い星は温度が低く、青白い星の温度は高いのです。さらに、青い星ほど燃料がつまっているため重く、しかもはげしく燃えるので短命。逆に、赤っぽい星はとても長生き。何百億年、あるいは1千億年以上も輝き続けるといわれています。 |
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