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昼間は、大きく開くタンポポの花も、夕方、うす暗くなるとその花を閉じてしまいます。タンポポの花びらは、強い光をあびると内側が成長してのびるために花が開き、反対に光が弱くなると外側が成長するために花が閉じてしまうというわけです。雨の日は1日中閉じたままです。
花を咲き終えると、タンポポはしおれた花をたれ下げてタネを育てます。数日後、タネを飛ばす準備ができると、花の時よりももっと高く立ち上がり、晴れの日に丸いわた帽子を広げてタネを飛ばすのです。川に落ちたり、アリや小鳥のエサになったりするわた毛もたくさんありますが、運よく地面にたどり着くと、根を土の中に伸ばし、ふた葉を出して育っていきます。タンポポのわた毛を育ててみるのも面白いですよ。
タンポポは、何年でも生き続けられる「多年草」。冬になっても葉を枯らすことなく、地面にはりつくように葉を広げることで冷たい風をよけ、太陽の日差しをできるだけたくさん浴びながら光合成をし続けます。このような冬越しの姿が「ロゼット」と言われるもの。厳しい寒さから身を守り、春に花を咲かせるための植物の知恵なのです。
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