| 初夏の庭で見つけよう。 社会生活をするミツバチのふしぎ。
ダンスも得意なハタラキバチ
花のたくさんある場所を見つけたハタラキバチは、巣に戻って、その場所をダンスで他のハタラキバチに教えます。
たとえば、花が巣の100メートル以内にある場合は円ダンス、それより遠い時は8の字におしりを振りながらおどり、そのおどり方やスピードで花の方角や距離を示すと言われています。
「女王さま」は1匹だけ
1つの巣には、何万匹ものハタラキバチがいますが、卵を生むのは1匹の女王バチだけ。女王バチは3月頃から卵を生み始め、その数は多い時で1日に1,500個にもなります。6月頃、ハタラキバチがたくさん増えすぎると、新しい女王バチが育てられ、巣を分ける準備が始まります。それまでの女王バチは、新しい女王バチが羽化する前に、半数のハタラキバチを引き連れて飛び立ち、新女王に巣をゆずるのです。
 働かないおすバチの運命は?
おすバチたちは、春から夏にかけて生まれてきます。自分で働くことはなく、ハタラキバチからエサをもらう気楽な身分。新しい女王ばちが誕生すると一緒に結婚飛行に出かけ、空中で交尾しますが、精子の入った器官を女王バチのおなかにちぎり取られるため、結婚したおすバチは死んでしまいます。残りのおすバチも、用がなくなると巣の外に追い出され、飢え死にさせられます。あまり気楽ではありませんね。
育ちが違う女王バチ
ハタラキバチも、女王バチも、卵は同じ。でも、女王バチになる卵は「王台」という特別大きな部屋に入れられ、ふ化すると、「ロイヤルゼリー」という特別製のミルクで育てられます。つまり、幼虫時代の食べ物の違いで一生が決まるということ。ハタラキバチもメスですが、卵を生まず、約1ヵ月の命。一方、女王バチは3〜5年も生き、その間に30万個もの卵を生み続けるとか。キミならどちらに生まれたいかな?
巣の材料も、自分たちで作る
巣から別れてきた一群は、ほら穴や木の幹の空洞など、雨風が吹き込まない場所を見つけて巣を作ります。巣作りの材料は、ハタラキバチのおなかから出てくるロウのかたまり。それを抜き取り、口でこねまわしながら、他のハタラキバチと協力して六角形の部屋を次々と作っていくのです。自分たちの家の材料まで自分たちで作れるとは何とも便利ですね。
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