ハーブをくらしに取り入れてみよう。
有名なイギリスの童話『ピーター・ラビット』の中で、ピーターのおなかの具合が悪い時に、お母さんが「カミツレ」をせんじて飲ませるというシーンがありますね。これは「カモミール」というハーブのこと。最近、日本でも人気が出てきたハーブですが、ヨーロッパの人々は昔から、ハーブをくらしの一部として取り入れています。みんなの家でも、香りのいいハーブを使ったり、育てたりしてみませんか。

ハーブってどんな植物?
ハーブというのは特定の植物の名前ではなく、香りがあったり、薬になったりする、暮らしに役立つ野草のことを言います。ヨーロッパで広く親しまれているハーブには、ラベンダー、カモミール、タイム、バジル、パセリといったものがあり、利用されているものは1,000〜2,000種類といわれます。日本にあるシソやショウガ、ミツバをはじめ、タンポポやドクダミなども、実は、立派なハーブなんですよ。
ハーブは人間の歴史とともにあった
約5,000年前のメソポタミアでは、現在と同じハーブが薬草として使われていた記録があり、また、古代エジプトでも、ミイラがくさらないようにハーブが使われていたといいます。その後、ヨーロッパでは、病気を治すための薬草として、家庭でも広く使われるようになりました。日本でも、ここ数年、ハーブを使う人がグンと増えてきました。豊かな自然環境が失われていく中で、自然の恵みをもっとくらしに取り入れたいという人が増えてきたせいでしょうね。
どんなふうに使うの?
ハーブは、料理と一緒に食べたり、お茶にして飲んだり、ハーブの花や葉を乾燥させて混ぜ合わせた「ポプリ」にして香りを楽しんだりします。また、ハーブにごくわずかに含まれる油「エッセンシャルオイル」を使って、気持ちを安らかにしたり、健康に役立てたりする「アロマテラピー」も人気が出ていますね。その他にも、お風呂に入れたり、石けんを作ったり、いろいろな使い道があります。また、虫を寄せつけにくい効果もあり、花壇や畑のまわりに植えてあるマリーゴールドは、害虫から花や作物を守るハーブなのです。
種類によって違うハーブの効き目
ハーブにはさまざまな成分が含まれており、効果的に使うことで、からだの機能を高めたり、健康に役立てたりできます。ただし、その効き目はハーブの種類や使い方によって違います。ハーブに詳しい人と一緒に、いろいろなハーブを試してみるとよいでしょう。 |
|