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身近なアリが面白い
ファーブルをはじめ、自然観察の達人は、まず身近な昆虫を知ることを大切にしています。たとえば、庭先でせっせとえさを運ぶ働き者のアリ。ファーブルもアリの行列をいろいろ観察して、その時のようすを『昆虫記』に書いています。今度はみんながアリの秘密を探ってみる番ですよ。

アリとハチは親せき
アリは、その昔、地面や土の中で暮らしていたツチバチの仲間から進化したと考えられています。確かに、腹部のくびれや盛り上がったお腹など、アリとハチの体は似ています。また、何百ひき、何千びきもの仲間と一緒に暮らすのも、アリやハチの特長です。でも、結婚前の女王アリやオスアリを除いて、アリには羽がありません。これは、土の中で生活しているうちに、羽がじゃまになって退化してしまったのです。
一つの大家族で暮らしてる
同じ巣に暮らすアリは一つの家族です。でも、卵を産むのは、体の大きい女王アリだけ。そのほか大多数を占めるハタラキアリは、巣を作ったり、女王アリや幼虫の世話をしたり、えさを取ってきたりと、それぞれ仕事を分担しています。オスアリは、巣の中ではえさをもらうだけで働くことはありません。このように、アリの家族はそれぞれの役割を持ちながら暮らしているため、「社会性昆虫」と呼ばれます。
◆社会生活をするミツバチのふしぎ

産み続けるのが女王アリの仕事
夏を前に、羽のあるアリたちがいっせいに飛び立つことがあります。これは結婚飛行といわるもので、オスアリと新しい女王アリが飛びながら交尾をするのです。オスはこの飛行の後に死んでしまい、女王アリは一生卵を産める分の精子を貯えて、土の中で新しい巣を作り、ハタラキアリの卵を産み始めます。ハタラキアリは1年くらいしか生きられませんが、女王アリは数年間も生き続け、10万個以上も卵を産んで家族を増やします。
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