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ガとチョウの秘密にせまる

花のミツを求めてやってくる色とりどりのチョウはきれいだけど、夜になって街灯に集まってくるくすんだ色のガはこわいなんていう人も少なくないでしょう。でも、日本に住むチョウが約260種類なのに比べて、ガは何と5,000種類もいるとか。今回は、身近で舞っているチョウとガを観察してみましょう。

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どこが違うの? チョウとガ

チョウとガを見分けるコツは、触角に注目することです。チョウの触角は先たんにはっきりとしたふくらみがあります。また、チョウが昼間に飛びまわるのに対して、ガの活動時間はたいてい夜。だから、ガは昼間、木で休んでいる時に目立たないような色をしているのです。その上、夜は体をあたためてくれる太陽の光がないので、ガの体は少し毛深くて太めなのです。

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一生の間に、大変身

illustrationチョウやガの一生は、卵、幼虫、さなぎ、成虫とドラマチックに変わります。卵は、幼虫のえさになる植物の上に産みつけられ、ふ化するとひたすらえさの葉っぱを食べ続けながらどんどん成長し、2〜3週間で体重が100〜1,000倍以上にもなります。こうして4〜5回脱皮した幼虫は、やがて動かなくなってさなぎになります。さなぎの中では、それまでの器官がドロドロに溶けて、足、羽、触角などが作り直され、やがて羽化して成虫になるのです。


春のチョウと夏のチョウは違う?!

春から秋まで長い間見られるモンシロチョウやアゲハ。そのわけは、春に成虫になったチョウが卵を産み、その卵が1〜2ヵ月後には成虫になってまた卵を産むという世代交代をくりかえすからです。モンシロチョウの場合は1年に5〜6世代、アゲハは3〜4世代が産まれます。秋に産まれた卵は、幼虫からさなぎになり、そのまま冬を越して翌年の春に羽化します。このような冬越しの成虫は「春型」と呼ばれ、他の時期のもの(夏型)に比べると小さ目で、羽のもようも少し違います。

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人間にはないすぐれた感覚

チョウやガには人間のような鼻はありませんが、頭からのびた2本の触角で、時には2〜3kmも向こうのにおいまでキャッチする能力があるといわれます。また、足の先には葉の味がわかる細胞があり、その葉っぱが幼虫のえさになることを確かめてから卵を産みつけます。さらに、大きな複眼は、どの方向でも見えるだけでなく、人間には見えない紫外線が見え、オスとメスを見分けたり、ミツのある花を探し当てたりすることができます。



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