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見つめてみよう、クモの世界
姿が気味悪いなどといわれ、何かと嫌われることの多いクモ。でも、その不思議な体のしくみや、工夫にとんだ生活のようすなどがわかるとなかなかおもしろい生き物です。クモは、北極と南極以外のほとんどの地方に住んでおり、まだ知られていないこともたくさんあります。観察を続けると、誰も知らない新しい発見ができるかもしれませんよ。

ユニークな体つき
クモは昆虫の一種と思われがちですが、昆虫が6本の足と3つの部分に分かれた体、複眼などを持つのに対し、クモの体は、頭と胸がくっついた頭胸部と腹部の2つの部分からなっており、足は8本、目は単眼でふつう8個ついています。また、昆虫の触角の代わりに、触肢(しょくし)といって、前足と触角のような働きをするつのが頭にあります。もちろん羽はありません。昆虫に比べると、その体つきもだいぶ違いますね。
糸を自在にあやつる魔術師
歩く時の道しるべにしたり、えものをつかまえるあみを作ったり、えものをしばったり…と、クモほど生活のあらゆる場面で糸を使いこなす動物はいないでしょう。その秘密は、おしりにある6個の「糸イボ」。それぞれが何百本というとても細い管を持っており、そこから糸のもとになるねばねばの液(粘液=ねんえき)を出します。この粘液が管を通って空気にふれると糸になるというわけ。だから、1本に見える糸も、実は何百本もの細い糸の集まり。ナイロン糸と同じくらいじょうぶなのです。
いろいろあるよ、狩りのスタイル
クモはみんな“クモの巣”を作ってえものがかかるのを待っていると思っていませんか?
実は、日本にいる約1,000種類のクモの約半分は、あみをはらないクモ。木や草の上を歩きまわり、えものを自分で探して飛びかかるのです。また、カニグモやハナグモのように、花の中でハチやアブなどを待ちぶせするものや、キムラグモやトタテグモのように地中にトンネルをほってかくれ、虫が歩いてくるのをじっと待ってつかまえるクモなども…。ハンティングのやり方もいろいろあるんですね。
| クモの巣ができるまで
丸いあみ型の巣を作るオニグモを例に、巣ができるまでを見てみましょう。
| 1.1本の糸を風にただよわせて枝などにつけ、往復して強くする。 |
2.骨組みになるたて糸をはっていく。 |
3.横糸をはるための足場用の糸をうずまきにはる。 |
4.足場用の糸をはずしながら、ねばねばした横糸を外側からはる。 |
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