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カメには歯が1本もありません。そのかわりに、口の先にオウムのようなくちばしがついており、前足とこのくちばしを使って、えさをちぎって食べます。多くのカメは、動物も植物も食べる「雑食性」。たとえば、日本でよく見られるクサガメは、生まれたばかりの時は水草をおもに食べていますが、成長にしたがって昆虫や小魚を食べるようになります。でも、中には、ゾウガメのように木の葉や果物を食べる「草食性」のカメや、スッポンの仲間のように「肉食性」のものもいます。
変温動物であるカメは、暑い夏の間は活発に活動していますが、秋になって涼しくなると、えさの量も少なくなり、やがて寒さの訪れとともに活動をやめ、土の中や水の底で冬眠して春を待ちます。ただし、1年中、気温も水温も高い熱帯地方のカメは体温も下がらず、また、えさになる動植物にも不自由しないので冬眠はしません。
ウミガメは陸で生まれますが、一度海に入ってしまうと陸にもどることはまずありません。ただ一つの例外が出産の時。日本では、5〜8月にアカウミガメの産卵が、本州・四国・九州・南西諸島の太平洋側の海岸で見られます。夜、陸に上がってきたアカウミガメは、砂浜で後ろ足をシャベルのように使って穴をほり、20〜30分間で100〜150個も産み落とします。産卵から2ヶ月後、ふ化した子ガメは地上に出て、海まで一目散(いちもくさん)に走って行くのです。その後、海に入った子ガメにも危険はいっぱい。子ガメ100匹のうち、1匹が大人になれればよいといわれるほどです。
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