自然のふしぎ発見マガジン
なちゅふれ「日本の自然を味わう。」トップ>>
イオルキッズ
なちゅふれバックナンバーはこちら
イオルキッズつうしんがんばれ地球マン

illustration日本の自然を味わう。 秋祭りと自然の深〜いつながり

illustration月の満ち欠けは、昔のカレンダー

暑さもしずまり、空気も澄んでくる旧暦8月15日の夜は「中秋(ちゅうしゅう)の名月」と呼ばれ、各地で美しい満月を鑑賞する風習があります。昔は月の満ち欠けによって、農作業を進めたり、祭事を行ったりしていましたから、月の満ち欠けのようすを観察することはとても大切なことでした。ちなみに、今年の中秋の名月は9月11日です。



illustration かかしは田んぼの神さま!?

旧暦10月10日頃、関東から中部地方にかけて、「十日夜(とおかんや)」が催される地域があります。十日夜では、子どもたちがワラで作った棒で地面をたたいて家々を回ります。モグラや野ネズミなど畑を荒らす動物をこうして追いはらったのが始まりとか。長野県では、田畑での役目を終えたかかしを家に持ち帰り、お餅や野菜などをお供えする所もあります。西日本でも、「亥(い)の子祭り」という似たようなお祭りがあります。

illustration かかしのライバル、スズメは害鳥?

お米の収穫時期を迎えるころ、田んぼにたくさんのスズメが群らがっているのを見かけることがあります。この時期のスズメの主食は種子や穀物。それで害鳥と考えられているようです。でも、スズメは、春から夏にかけてはひな鳥のために、作物に悪さをする青虫や毛虫などの害虫をたくさんとってくれます。その意味では、スズメは益鳥。だから、農家の人たちはかかしを作って、スズメを殺すのではなく追いはらおうとしてきたんですね。


illustration
マリモを迎えて、大いなる自然に感謝

アイヌ語で「トウラサンペ=湖のたましい」という名を持つ淡水藻(も)「マリモ」。北海道の阿寒湖では10月8〜10日に、このマリモを迎えて自然の神さまの恵みに感謝する「マリモ祭り」が行われます。民族衣装に身を包んだアイヌの人たちが、美しいマリモを湖から迎え、いろいろな踊りで自然の神さまをもてなし、1年の恵みに感謝するのです。祭りの最後に、マリモは丸木舟に乗せられ、湖の深い底へと帰っていきます。

illustration どうしてマリモは丸くなる?

マリモは糸のような細胞を持った藻(も)の一種。丸くなる前は、芝生のように湖底に広がって沈んでいます。ところが、風や河川の流入で湖水が動いている所では、この藻がころがり、からまり合って、少しずつ球形になっていくのです。日本では、阿寒湖以外でも道東のシラルトロ湖などで見られますが、直径20cmにもなる大きなマリモは阿寒湖だけのもの。世界的にも珍しく、国の特別天然記念物に指定されています。

 

まえのページ トップへもどる


 [このサイトについて]  [お問い合わせ]   
 www.eco-online.org