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illustration 日本の自然を味わう illustration

日本の山々をのぞむ

美しい山々をぬきに、日本の風景を語ることはできません。そして、一人一人の人間に個性があるように、山にも、火山あり、高い山や低い山あり、いくつもつらなった山ありと、さまざまな個性がありますね。今回は、自然たっぷり、日本列島の山々を探索してみましょう。

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illustration 「山国日本」って、ホント?

日本中、どこへ行っても目にすることができる山。でも、日本の陸地の高さを全部足して割り出した平均標高は394メートル。世界の陸地の平均標高840メートルの半分にもなりません。この数字だけを見ると、「日本ってホントに山国なの?」と思ってしまうかもしれません。でも、日本の国土の約80%は山地。たとえ高度は低くても、日本は山に抱かれた「山国」なのですね。



illustration 地上でつらなる山脈、地下でつながる火山

日本には多くの山脈があります。こうした山脈は、長い年月をかけて大地が少しずつ動き、高く押し上げられてつらなったもの。一方、火山は、地上の割れ目から、流れ出たマグマや吹き出した岩石が固まってできたもの。だから、火山は一つ一つ独立してそびえるものが多いのですが、地下の深いところでは「火山帯」とよばれるマグマの脈でつながっているのです。山脈は地上で、火山は地下で。山はどこかでつながっているんですね。


illustration 日本を代表する山々(1)1年の大部分は冬の気候、大雪山

北海道のほぼ中央に位置する国立公園・大雪山。でも、「大雪山」という名前の山はなく、この近くのいくつかの山をまとめて大雪山というのです。ここでは、年間の平均気温が−3℃しかなく、何とアラスカやシベリアとほぼ同じ気候。そのため、1年中、土がこおっている「パルサ」とよばれる小さな丘が見られます。パルサは、土の中で水がこおる時に体積がふくらみ、それが地面を持ち上げるためにできます。この「永久凍土」が日本で見られるのは、大雪山と富士山だけです。

illustration 厳しい冬を過ごすための知恵
たとえば、大雪山に住む「高山(こうざん)チョウ」は、成長できる暖かい季節が短いために、2〜3年もかけて成虫になります。中には、「ウスバキチョウ」のように、マユをつくって冬越しするものもいるほど。また、「ナキウサギ」とよばれるネズミに似た小さなウサギは、岩の中にある迷路のようなすき間をすみかとして、夏涼しく、冬暖かく過ごします。厳しい自然の中で生きていくために、動物たちもいろいろな知恵を働かせているんですね。

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