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illustration日本の自然を味わう。 日本の山々をのぞむ

illustration 日本を代表する山々(2)
氷がつくった3,000メートルの芸術、日本アルプス

「日本の屋根」とよばれ、鋭く切り立った高い尾根がつらなる日本アルプス。あんな高い峰は、どのようにしてできたのでしょう。それは、大昔の氷河期にあった氷の川(氷河)によってつくられたもの。氷河は、1日に1m未満というとてもゆっくりとしたスピードですべりながら岩肌をけずり取り、「カール」とよばれるおわんを半分に割ったような形の深い谷をつくっていき、残された高い部分が鋭い山頂になったというわけです。

illustration たくましい日本アルプスの鳥、ライチョウ

夏の平均気温が10℃にも満たない日本アルプスの高い山に住むライチョウ。氷河時代の生き残りともいわれ、たとえ火山の噴火が起きても飛び去らずに繁殖を続けるといわれるたくましい鳥です。ライチョウは夏と冬で羽の色を変えます。夏には、茶色や黒色でまわりの山肌に溶け込み、冬には雪の色と同じまっ白になって、オコジョなどの天敵から身を隠すというわけです。



illustration 日本を代表する山々(3)富士山はなぜ美しいか?

富士山は、日本一の高さもさることながら、その美しさで人々の心をとらえてはなしません。このきれいな火山はどうやってできたのでしょう? 実は、火山の形は、噴火のしかたや溶岩の種類によって変わってきます。たとえば、粘り気の多い溶岩が吹き出した火山は、火口から遠くまで溶岩が流れて行きにくく、火口付近に塔のように盛り上がった火山になります。北海道の昭和新山などがよい例です。一方、粘り気の少ない溶岩の場合は、富士山のように遠くまで流れて行ってすそ野の広い火山になります。でも、富士山ほどきれいな円すい形をつくっている山は世界的にもあまり例はないのです。


illustration 日本を代表する山々(4)
噴火口のあとに人が住む〜阿蘇山

世界最大級の広い「カルデラ」を持つ熊本県の阿蘇(あそ)山。「カルデラ」とは、火山の大爆発が古い火口を吹き飛ばしたり、噴火の後に火山全体が落ち込んだりしてできる大きなくぼ地のこと。阿蘇山の場合は、それが直径17〜25キロメートルもあるだ円形で、その中に、何と7つの町や村があり、人々の生活の場にもなっているのです。ちなみに「阿蘇山」という名前の山はなく、5つの山とその南北の谷、さらにそれをとりかこむ外輪山全体で「阿蘇山」とよばれています。


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