トップ ニュース イベント ライブレポート 環の音楽とは? 環のくらしとは? コンタクト



現在の音楽シーンを見渡してみると、
機能性や経済効率のみを最優先した音楽が氾濫し、
多くの音楽が使い捨ての商品としてどんどん消費されてしまっています。
現代社会においては音楽もまた、
コンビニエント・アイテムのひとつでしかないわけです。

しかし、言うまでもありませんが、音楽とは本来、
人の気持ちをさまざまな形で伝える
“ココロの資源”としての役割を持っています。
わたしたちは、そうした“ココロの資源”としての音楽を慈しみ、
消費社会の流れから守り、
次の世代の人々に伝えていく努力を重ねています。

このことは、
わたしたちが環境のための活動を進めているのと同じ理由です。
地球というかけがえのない資源を大切にして
次の世代に伝えていこうとする思いは、
わたしたちが“ココロの資源”としての音楽を
大切にしたい気持ちにそのまま重なります。

既に、わたしたちは様々な音楽イベントにリユースカップを導入したり、
啓発のためのフリーペーパーや再生コットンのTシャツを配付するなど、
音楽を愛する気持ちと、環境に配慮する意識とを
つなげていくための企画をいくつも実現させてきました。


そして、さらにダイレクトな形で
「音楽」と「環境」をつなぎ合わせた企画がこの“環の音楽”。
コンサートホールやライヴハウスといった
お馴染みの会場にとらわれることなく、
日本各地で、その土地の文化を象徴する場所を会場に、
過剰な照明や舞台セットに頼ることのない
シンプルなシチュエーションの中、
本来の音楽の魅力を肌で感じることができるコンサートです。

いまやアーティストのツアー活動もすっかりシステマティックになり、
開催地として選ばれる街も、会場も完全に定番化してしまいました。
そうなると、そのライブに集まる人々の層もいつしか固定化し、
やがてはライブのなかで交わされるコミュニケーションも
固定化してしまいます。

しかし、実際にはアーティストは、
知らない街に出かけていって
見ず知らずの人の前で自分の歌を聴かせてみたいという
望みを強く持っています。

また一方で、音楽のコンサートなど
決して行われないような場所で開かれるライブは、
そんな場所に立ち入ることもなかった人の興味を
引きつけることもあるでしょう。

オーディエンス、アーティスト、そしてライブ会場…
3つが互いに 「新しい出会い」で結ばれるのが、
この“環の音楽”なのです。

こうした会場でのコンサートは、
アーティストにちょっとした試練を
与えることになるのかもしれません。
新しい会場、新しいオーディエンス…
そんなシチュエーションでの演奏は、
彼らの音楽的な力量や底力が試されることになるからです。

それだけに、この“環の音楽”のステージには、
確かな実力を備えた一流アーティストが
特別な緊張とともに登場することになるでしょう。
そして、そこで生まれる音楽はまさにその日限りの、
宝物のような音楽であるはずです。

“環の音楽”を通してそこに集まった人同士がつながり、
その場所とつながり、そんなつながりから
刹那的ではないコミュニケーションが生まれることを
わたしたちは目指しています。

音楽を通して、
暮らしのsustainabilityを求める“環の音楽”に
どうぞ、ご協力ください。


エコロジーオンライン