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“有機本屋”って何?五味って誰?
まずはプロフィールを見てもらったうえで、簡単な自己紹介を。
ー1970年につくったミニコミ書店「模索舎」。30年以上も次々若者たちの手で引きつがれ、現在も新宿にある。今もマイナーな表現、世界を憂う政治発言がいっぱい。貴重な場所です。
ここを17年やったあと、次は「有機本屋=ほんコミ社」をつくった。模索舎が山頂型小型書店なのに対し、ほんコミ社は、有機八百屋、自然食店や生協などに本を卸す問屋です。ここも17年やって、めでたくこの春引退してフリーになれた、という訳です。
2つの本の仕事に共通しているのは、手に入りにくい出版物と読者をつなぐ、ということ。結局僕の35年間の多くの時間は、本やパンフレット、雑誌をつくりたい人、つくった人の相続に乗り続けてきたわけだ。
この相続、今まではボランティアだったが、これからは“出版プロデューサー”が仕事の柱の一つになるので、今までのように無料とはいかない。そのかわり、インク、紙からこだわった提案ができるし、読者が見える本づくりをする。大切なのは人と人との有機的なつながり、本づくりでも同じだ。
最近私がプロデューサーとして係わった本を2冊紹介させてもらう。
「天然酵母のパン屋さん 全国ガイド」
「おいしいごはんの店 自然派レストラン全国ガイド」
いずれも企画や編著者の人選に係わり、全国を歩き予備取材をし、関係者に会いながら売り方も考えた。私が最近“歩く有機本屋”と人から呼ばれるようになったのはこのへんが原因だと思う。


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五味正彦
1946年、東京生まれ。60年代後半、ノンセクトラジカルとして大学闘争に加わる。70年、新宿で大勢の仲間たちとミニコミ書店「模索舎」を設立。87年、有機本屋「ほんコミ社」を創業。<世の中と暮らしを考え直す出版物の小さな流通屋>を目指し今日に至る。日本の有機を語ることのできる草分け的存在。今春よりフリーランスのプロデューサーとして、出版・エコグッズ開発のほか、自身と同世代のニューシルバーエイジの生きがいづくりを提案する。
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