『里山物語』を通じて、僕らが目指して指いること その3

昨年秋の稲刈りツアーにて
またまた更新間隔が開いてしまいました。この間、福岡と大阪で開かれた生物多様性EXPOに出展したり、アースデイ東京に出展したりと、忙しい日々を過ごしていました。
どのイベントでも「里山物語」や、僕らが目指している方向に対して、好意的な意見をお聞きすることができ、大いに勇気づけられました。会場でお会いしたみなさんに、この場をお借りしてお礼を申し上げます。
さて、本題です。前回の記事で「里山を守るためにわたしたちが何をしたらいいのかを書きます」と予告しました。
いくつかのステップがあります。
第1ステップは里山を知ることです。
興味を持った人のことを知りたがるのと同じように、まず、里山のプロフィールを知ることが大切です。里山はどういう場所で、どんな役割を担っているのか、なぜ消えかけているのか...など、知っておいてほしいことはたくさんあります。
第2ステップは里山を体験することです。
やっぱり「体験に勝る教師なし」です。まずは歩くだけでもOK。里山の空気を吸って、五官で里山を感じることが大切です。
第3ステップは里山で生まれたものを買う、里山に還元されるサービスを利用することです。
「里山を残したい」と思ったら、まず、里山経済の復活に力を貸してください。お米や野菜、酒、醤油、みそ、工芸品など、いろいろとあります。経済的なゆとりがほとんどない我が家でも、よく直売者や道の駅で里山産品を買います。値段はやや高めだけれど、おいしさや新鮮さが違います。若干の支出UPで里山保全に加われると考えれば、価格差も気になりません。
こうした行為を「焼け石に水」のように考えている環境問題の論客もいますが、「里山を守りたいから、里山のために支出する」という考えを、多くの方に持っていただくためにも大切なことだと思っています。
第4ステップは里山の保全再生活動に参加することです。
地域で活動している団体への参加、田植えや稲刈り体験などができるエコツアーへの参加、棚田のオーナー制度への参加など、いろいろな方法があります。人が管理することで保たれてきた里山を残すためにはマンパワーも欠かせないのです。
この4つのステップへの入り口を作るのが、里山保全再生ネットワークの仕事とも考えています。
第1のステップは、すでに子ども向けの里山サイト、「里地里山だいはっけん」を作っているので、得意技です。講演会や里山映画の上映会も考えています。
第2ステップは、これからどんどん各地の里山を写真やムービーで紹介していきます。
第3のステップは、すでに「里山物語」や「リフォームローンecoプラン」で実現していますが、より多くの企業に協力していただいて、メニューを増やしたいと考えています。もちろん里山産品の発掘や紹介も大切な仕事です。
第4のステップは、まだ試験的に内輪のエコツアーを実施している程度ですが、今後はさまざななツアーを企画する予定です。
こんなふうに、みなさんと里山を結ぶ入り口になることを目指していますので、どうぞよろしくお願いします。
写真やテキストで綴る、日本の宝、里山のいま
いわまとしひこ
カメラと文章で森羅万象を発信する、自称“カメライター”。日本の美しさを発信したいと考えて活動してきたものの、各地で環境破壊の現場とぶち当たり、いつしか “環境”がメインテーマになりました。とりわけ関心があるのが里山です。里山再生計画に携わったり、保全活動で汗を流すなど、ライフワークになりつつあります。
http://www.satoyama-saisei.netEOL WEBパートナー
つながれば、低炭素な未来を実現できる
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