省エネ家電製品のこと、家電製品の効率的な使い方、その他わからないことがあったら、右のステッカーが貼ってある身近な街の電気店に行って相談してみてはいかがでしょうか。
「省エネマイスター店」は私達に適切な情報を提供してくれる、信頼のおける電気店です。消費者の一番近くにいる地域家電店さんがセミナーを受講し、地域の皆さんに温暖化の現状と、CO2削減のために「省エネ家電」がいかに有効かをわかりやすく説明できる地域家電店さんが「省エネマイスター店」として活動する制度を2006年に始めました。
2年目からは年末に「電球形蛍光灯拡販キャンペーン」を行い、3,795個(H18年)・3,923個(H19年)・14,674個(H20年)と販売実績を伸ばしました。
年々高まる消費者の温暖化防止への意識の変化に後押しされ、地域家電店さんも「マイスター店」として、チラシ等を活用し、積極的に地域の方への説明という活動が実を結んだ結果といえるのではないかと思います。
これまで地球温暖化防止・省エネ東京連絡会が主体となって行ってまいりました「省エネマイスター店」制度ですが、2010年より、東京都の事業である「東京省エネマイスター店事業」として、新たにスタートします。都の研修を修了された地域家電販売店は、「東京省エネマイスター店」として都に登録されるとともに、キャンペーンやリーフレットの配布などを通じて、都と連携しながら、引き続き活動を実施してまいります。
2008年 キャンペーンの結果
キャンペーン期間中3ヶ月間の電球形蛍光灯の販売個数は14,674個でした。
54ワットの白熱球を12ワットの電球形蛍光灯に交換した場合、1個当たり年間で約28.5kgのCO2の排出量が削減できます。(※省エネルギーセンター「家庭の省エネ大事典」より)
14,674個で年間で約420トンものCO2排出量を削減したこととなります。
キャンペーン期間中、電球形蛍光灯の普及拡販に取り組んで頂いた結果をもとに、優れた店舗については東京都地球温暖化防止活動推進センターが表彰を行いました。表彰店舗各店は、創意工夫をして電球形蛍光灯の拡販に取り組んでいます。表彰結果と合わせて表彰店舗各店の取組内容・受賞コメントをご紹介します。
「マイスター店訪問記」もご覧下さい。>>
販売実績の上位5店舗
| 順位 |
店舗名 |
支部名 |
販売個数 |
| 第1位 |
国際電気株式会社 |
世田谷支部 |
1,798個 |
| 第2位 |
有限会社ひばり堂ラーク電器 |
台東支部 |
1,381個 |
| 第3位 |
有限会社森山電気商会 |
豊島支部 |
1,000個 |
| 第4位 |
株式会社シグマ |
世田谷支部 |
822個 |
| 第5位 |
株式会社柴又デンキ |
葛飾支部 |
560個 |
支部別で販売実績の最も多かった1支部
| 順位 |
支部名 |
販売個数 |
| 第1位 |
世田谷支部 |
4,349個 |
取組内容の優れた3店舗
| No. |
店舗名 |
支部名 |
| 1 |
株式会社でんかのヤマグチ |
町田支部 |
| 2 |
株式会社電器堂 |
葛飾支部 |
| 3 |
有限会社セキ電器 |
町田支部 |
表彰を受けたお店のキャンペーン取組内容をご紹介致します。
☆最優秀賞☆
☆優秀賞☆
☆奨励賞☆
マイスター店訪問記
また、表彰店以外にも、地域家電店さんらしい活動をされているお店をいくつか訪問しましたのでご紹介致します。
いずれの家電店にも、地域の消費者に向けた「なるほど」と思わせる提案があります。訪問したお店の皆さんは、とても説明がわかり易く、家電が苦手な私(消費者)にもわかるように、色々教えてくださいました。
私達消費者にとって、家電はどこで買っても同じ物ですが、高価な商品に消費者が納得できる為に、各家庭に合ったきめ細かな商品提案と商品説明をしてくれる電気店・故障した場合にすぐに駆けつけてくれる電気店・難しい新機種の使用方法を説明してくれる電気店・高所の設置サービスをしてくれる電気店はとても心強く安心なものだと思います。
それぞれのお店の特徴があり、お店の方と触れ合う事で地域に頼りになる1軒をみつけることは、楽しい交流でもあり、安心でもあります。地域の電気店を訪問してみて、大手量販店のたくさんの商品の中から価格優先で買う選択も勿論ありますが、長い目でみたら、安心を得ることも大きな買い物だと感じました。
国際電気株式会社(世田谷区経堂)
お店の方たちが元気で、活気にあふれています。小田急線・経堂駅前で「地球を救う大作戦」を展開し、地域の方に電球形蛍光灯の省エネ効果を訴え続けた結果、売上結果と取組内容について「最優秀賞」を受賞しました。
キャンペーン中に取材させて頂きましたが、「温暖化防止のためにできる事」を地域の方に訴え続けた結果、電球形蛍光灯の拡販に繋がりました。
現在も引き続き、電球形蛍光灯を低価格で販売しています。「1000円で出来る省エネ活動」とおっしゃっていましたが、確かに今すぐ取り組める「省エネ活動」だと納得しました。
お店の方は、「地域では皆さんに伝え続けることが重要で、広く電球形蛍光灯が浸透したのかと思ったら、まだまだ知らない商店も多い」とか、「ほとんどの方は一度使用すると、次には必ず指定で購入する」とお話しています。
家の中にはいろいろな場所で多くの電球が使用されていますので、これからもまだまだ皆さんに伝えていくと説明してくれました。
こちらのお店は省エネ家電の説明販売だけではなく、すずらん通り商店街の活動の中で、ペットボトルの再利用、廃油リサイクル、グリーンカーテン等、「地球温暖化防止」のためにできることは何でもやっていこうというお店です。買い物に行っても、レジで黙って買って帰ることがほとんどの今、「温暖化防止のために今できる事」を声がけするこのお店の活動は、できそうでなかなかできない事です。
誰かが声を出す事は、地域で重要かもしれませんね。温暖化防止という共通の話題で、盛り上がるかも!?いま家電店が面白いと感じました!
タウンページ 国際電気アンテナ事業部
http://nttbj.itp.ne.jp/0354262011/index.html
シグマ烏山(世田谷区千歳烏山)
京王線・千歳烏山駅前のお店で、いつもお客様が絶えません。商品がわかりやすく並べられていて、一目で探せる店内です。お店の方たちも皆さん元気な声で迎えてくれます。
先日のエコポイント開始の日にはTVのニュースで何日も、何度も色々なチャンネルで、二階経済産業大臣がこのお店を訪問した時の様子が放送されていました。
お店の方全員が「地球のために温暖化防止」を掲げ、熱心に勉強され、お客様に説明してくれます。お客様(商店街を利用する地域住民の方・商店街の方)と家電店の方が一体となって「省エネ」に取り組んでいることが伝わってきます。
年末の電球形蛍光灯キャンペーン(10月〜12月)でも多くの販売実績を挙げましたが、このお店では、この期間だけではなく通年このような売上実績があります。
住民の方の「省エネ意識」の高い地域だという事にも後押しされていますが、やはりお店の方の一言から始まるのではないでしょうか。お客様のためにもなり、地域商店街のためでもあり、ひいては地球のためになる事を実践しているようすが伝わってくるお店です。
(有)デンキのしたら(町田市玉川学園)
東京郊外の「玉川学園」駅から続く明るいきれいな商店街の中間にある、明るくてきれいなお店です。店頭には「省エネ」の文字が目立ちます。店内入口には電球形蛍光灯のコーナーがあり、多くの種類がきれいに並んでいました。店主の奥様は「どのくらい省エネになるか」の計算が速く、お客様にわかりやすい説明を心がけているのがよくわかりました。
この地域の方は、消費者の「エコ」に対する意識が高いと説明して下さいました。
商店街の買い物にはほとんどの方が「エコバッグ」を持参されるので、お店では袋もめったに使用しなくなったとか、できるだけゴミを出したくないという意識からか修理の依頼も多いと説明してくれました。
3年前までは白熱電球の2個入り(¥198)を目立つところに置いて販売していたそうですが、消費者から「温暖化防止のため」「省エネ」という事を言われる事が多くなり、よく売れてはいたものの決断し、仕入れを減らしたのだと説明してくれました。現在は、白熱電球は10W〜100Wを各5個のみ置いているとの事です。顧客の年齢層も高くほとんどの方が60代以上の方だそうですが、電球形蛍光灯と白熱電球の比較説明(消費電力・寿命)をするとほとんどの方は納得し、購入されるということです。
消費電力量の多い3家電(TV・冷蔵庫・エアコン)の性能説明をすると喜ばれ、また新商品の性能がよいものは、省エネ性能が高いという事で人気があるとのことでした。
地域の方の「省エネ意識」の高さに後押しされているとお話されていましたが、お店側が消費者に「省エネ性能」をわかりやすく伝えようとする熱心な気持ちがお客様の信頼を得て、このお店にお任せしようという気持ちになっているのだと感じました。
家電製品のことをあまり知らない消費者に対して、省エネ性能をいかにわかりやすく説明して納得してもらえるかが、購入するポイントになると思います。
今後電気店は電気製品を売るだけではなく、「省エネ」をキーワードに家庭にさまざまな提案をするようになる事が予想されます。作業で家庭に入る事が多いため、地域に根ざしてお店を構えている電気店は、消費者にとっても信頼できる安心・安全な存在であり、今後の高齢化社会においても頼りになると実感しました。
でんかのヤマグチ(町田市木曽町)
町田駅からバスで15分のこのお店は、地域家電店の規模をこえる大きなお店でした。
でんかのヤマグチは長年「エコ」を訴え続けていますが、この1〜2年は消費者の意識が非常に変化してきていると説明してくれました。消費者は電気代を大変気にしていて、できるだけ消費電力の少ないものを自ら選ぶようになっているそうです。
また「エコ」という言葉が多く使われ、「エコ」への参加意識をもっている人が増えているため、省エネ性能の高い商品についても納得して購入するのを感じるということです。
数年前から「省エネラベル」を省エネ商品に貼付していますが、消費者も★の数・年間電気代等についてもよく知っていて、自分の選択の材料としている事が多くなっているそうです。
さらに、電球形蛍光灯についてはどんな商品を購入された方にも声をかけて、おすすめする事を続けた結果、「すぐ切れなくなって良かった」「名前は聞いてもどういうものかわからなかったがお店に来てよくわかった、周りの人にも勧めてみます」という声を多くきくと話してくれました。TV等で耳慣れてきたものの、実際に白熱電球と比較してみて初めて、色・明るさ・寿命等の違いがわかるということなのか、まだまだ使用していない人は多いのでしょう。電球購入のかたには、まず「どのような場所にお使いですか?」と伺い、玄関・トイレ・外灯・廊下・電気スタンド等には必ずすすめ、物置等の使用頻度の低い所にはお勧めしないと説明してくれました。
電球形蛍光灯は一度使用すると次は必ず指定買いされるそうです。お店の細かな説明がエコに結びつくことがよくわかるお話でした。
ホソノ電機(小平市一ツ橋学園前)
西武多摩湖線の一ツ橋学園前駅から続く商店街のバス通りに面したお店です。広い店内には、家電製品と電球の長管・丸管・電球形等が壁面一杯に陳列されていてお店の方が用途に応じて選択してくれるというお店です。「プロの知識をもった電気店」という印象をもちました。
長管タイプの蛍光灯に関しても電球自体の省エネ化がすすんでいる為(40wの明るさで37wの消費電力だったものが32wの消費電力までさがっている)、買い替え時は説明・確認し、すすめているとのことでした。
その上、調光機能付きにすると明るい日中は40%まで光を落とせるが、慣れると夕方でも暗さを感じないという実際の体験談と、接続管の交換が必要であるが、簡単に交換できることを説明し勧める事等、他の電気店ではなかなか教えて貰えない説明を聞くことができました。
新製品等少しでも消費電力の少ない電球をすすめることは、「省エネ」をすすめることになるというお話でした。電灯は毎日使うものなので、消費電力の少ない製品に変えることで「省エネ」効果はとても大きいこと、お客様にも同様の説明をしていることを教えてくれました。
地下鉄の新駅等で使用されているLED電球は取り付け金具も薄いため、地下通路等では掘削も薄くてすむことは、大きな「省エネ」工事になるとも説明して下さいました。
数年前から行っている「窓のリフォーム」についても、最近電気店が行うことが多くなりました。断熱効果が大きいため、エアコンの節約効果が大きく、その上、防犯・遮音・断熱・節約・省エネの効果が大きいことが実証されていることを説明して下さいました。
今後も電気店が「省エネ」提案の中心になっていくことは確実だと実感しました。
大垣電器(江戸川区新小岩)
新小岩駅の中央にある商店街の中頃から通りを右に入った大きなお店です。
「とにかくきれい!」清潔なお店の印象をもちました。店頭にはさりげなくカフェのような木製の案内板が置かれ、とてもおしゃれな印象です。清潔な店内の商品は「ピッカピカ」でした。
省エネの新商品が陳列されていて、「省エネ」の文字があるべきところにあり、多すぎてうるさくなることもなく、壁面が空いて寂しいこともなく、手書きポップがポイントになっていて、整頓された売場は居心地よく、自然に商品を見たくなる売場でした。
これはどんなお店の売場つくりにも言える基本であり、当たり前のことですが、消費者に対する心配りを感じるものです。訪問した当日から始まるエコポイント制度のために、ファイルをみせて頂きました。お店の取り扱いリストと還元額とポイントを説明するための資料がまとめられていて、非常にわかりやすく見やすいファイルで、消費者は安心して説明を聞き、商品を選択できる状況にありました。
大垣社長さんの「地域の方に安心して喜んでもらえるために説明提案をします」という言葉のとおりでした。
また、お店自体の省エネ化をすすめ、14年前のエアコンを取り替え、全て蛍光灯に交換し、光熱費・ガソリン代等の経費を昨年比10%削減を目標にしましたが、結果は20%の削減に繋がったと説明してくれました。
この事からも、家庭において買い替え時期に来た古いエアコンを省エネ性能の高いエアコンに取り替えることは省エネ効果が大きいことが実証され、自信をもってお勧めできるとのことです。大垣電器さんのアピールポイントは「世の為・地球の為・家計の為・次世代の為」ですが、実践されていることが伝わってくるお店でした。
有限会社エイチ・エス・ワイ (杉並区西荻窪)
西荻窪の駅から商店街を少し歩き、バス通りに面したお店です。明るい入口にはエコポイントについての説明があり、どんな質問にも優しく答えてくれるお店です。
こちらの杉並という地域は以前から「地球温暖化防止」には熱心な地域で、社長の小林さんも地域の方との交流の中で、「エコ活動」に参加されていました。地域の方も、積極的にエコワットで消費電力の測定をしたり、省エネ製品の導入をされたり、小林さんの回りはエコに対する意識の高い方が多いようです。
消費電力の話も勿論ですが、「なるほど」と思ったお話があります。
このお店では、「他の大手量販店にいって実物を見て選んでご覧なさい。その商品の当店価格は量販店より高いですが、取り付けし、説明し、修理のご相談にものりますよ。どちらが得か考えてみて下さい。電化製品は買ってもらってからが本当のお付き合いですから。」
と必ずお伝えし、お客様に考えてもらうと説明して下さいました。量販店と地域家電店の大きな違いはここにあり、お店も自信があるからこその言葉だと思いました。
購入時に高いと思うか、それとも、すぐに買い換えることのない電気製品と長い目でみてどうつきあっていくかまで考えた買い物を選ぶかを投げかけているのだと思います。「賢い消費者」と「責任ある電気店」の代表的な形だと思いました。
今後高齢化が進んでいくので、高い所の電球交換や修理、使用方法の相談等、身近に頼れる電気店の価値は増していくと思います。また電気製品の機能が増え、複雑になっているので、使用方法がよくわからないままでは、宝の持ち腐れになってしまうかもしれません(説明書を読むだけでも大変です)。小林社長さんの一言は印象に残る一言でした。
国際電気株式会社(世田谷区)
地球を救う大作戦in経堂
たった一つの電球交換でどれ位得をするのか、具体的に分かるシンプルなチラシを作って駅前等で必要な人だけに配りました。エコのぼりを掲げて朝夕の呼びかけを行いました。バギーや自転車などにもエコのぼりを取り付けて地元のお客様に呼びかけ、地域で一丸となって省エネに取り組みましょう、エコでロハスな生活をしませんかと呼びかけました。お客様の中には、家の中の替えられる電球すべてを省エネ電球にした方も多数いました。省エネ電球で信用を得て他の家電もエコで地球にやさしい商品を選んでもらい、商売に結びつける流れを作れれば良いと思いました。
交換する回数&ごみも減るし、お客様にとっても地球にとっても満足度120%!!
ただし来店回数が減るので、例えば地デジとか他の提案をする工夫も大事だと思います。