12月15日、「地球温暖化防止活動環境大臣表彰」の表彰式が東京都内で行われ、対策活動実践部門を受賞したNPO法人「そらべあ基金」に、松本龍環境大臣から表彰状が授与された。同基金にとって、環境関連アワードの受賞は今回が初めて。

　地球温暖化防止活動環境大臣表彰は、環境省が毎年12月に地球温暖化防止に功績のあった活動に対して表彰を行なうもの。平成22年度の大臣表彰には全部で142件の応募があり、5つの部門から26の個人・団体が選ばれた。

　そらべあ基金は、再生可能エネルギー普及啓発の一環として、全国の幼稚園・保育園を対象に太陽光発電システムをプレゼントする「そらべあスマイルプロジェクト」を展開。これまでに全国20ヵ所に「そらべあ発電所」を設置してきた実績が評価された。その総設備容量は約60kw。8.65トンのCO2削減に貢献したという。

　表彰式には基金のシンボルキャラクター、ホッキョクグマの「そら」と「べあ」も駆けつけ、26団体の受賞に華を添えた。そらべあ基金では来年度も引き続き、スマイルプロジェクトを実施し、太陽のエネルギーで発電したグリーン電力の輪を全国に広げていく。さらに今後は、そらべあ発電所を贈った幼稚園との環境教育交流も検討しているという。太陽光発電パネルを活用し、子どもたちの環境教育や情操教育に役立てたいと考えている幼稚園・保育園関係者は、ぜひともご応募を！