節電には、日本全国で取り組もう

 日本は29.2%の電力を、安全でクリーンと言われる原子力発電に頼ってきた。ところが東日本大震災で被災した福島第一原子力発電所が、水素爆発や放射性物質による汚染事故などを起こしたことから、信頼できない発電方法となった。
 一方で東京電力は発電量を増やすために、休止していた火力発電所などを動かし始めたが、化石燃料を使うので地球温暖化が進んでしまう。

 これらの事実は、発電の主役が原子力や火力のいま、電気に頼った生活を続けると、安全で安心な暮らしが送れなくなることを意味する。そのため、地域に関係なく節電を行うことが必要になっているのだ。
 節電は難しくない。まず、冷暖房を控え目にしたり、テレビを見る時間を減らことなどから始めよう。また、電気消費量の少ない電気製品に切り替えたり、使っていない電気製品の主電源を切るなど、消費電力を減らす工夫も大切だ。さらに、電動ではない道具を使ったり、早寝早起きをして、電気をなるべく使わないようにすることも効果的だ。
 みんなが節電に力を入れれば、生活をおびやかす恐れがある発電方法を減らすことにもつながる。いますぐにでも節電ライフを始めよう。

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