ソーラーパワートラックを被災地に! みどりの復興大作戦 5日目レポート

子どもたちはアニメに夢中
子どもたちはアニメに夢中

 震度5弱の大きな揺れから始まった28日の朝。避難所となっている志津川小学校には、一瞬、緊張が走りましたが、ケガ人は出なかったということで一安心でした。

 

 400人以上が避難生活を送る同小学校では、食事も大掛かりです。朝食は自衛隊とボランティアの方々が、それぞれに炊き出しを行って対応していました。余談ですが、ここで救援活動を行う自衛隊の方の半数が沖縄県の出身で、その多くが今回仙台に来て初めて雪を見たそうです。

 

85人全員が無事に卒業できました
85人全員が無事に卒業できました

 避難所には小さな子どもたちが多く、ソーラーパワートラックで上映した『ぜんまいさむらい』は大好評。また、栃木県の建設会社さんが野球道具一式を子どもたちにプレゼントし、臨時の野球教室が開催されるなど、徐々に避難所での笑顔が広がっていることを感じます。

 

 本日は、志津川小学校の卒業式でした。あちらこちらで久々に再会した友人と笑顔で抱き合う姿を見かけます。壊滅状態の町にあって、85名の6年生全員がそろって卒業証書を受け取ったことは本当に大きな希望です。

 

 高台にある小学校からは南三陸町の惨状が一望できました。震災から2週間を過ぎ、多くの避難所で支援体制が整いつつありますが、この先にある旭ヶ丘団地などでは、まだ電気や物資が十分に届いていないと聞きます。多くの人たちに電気や暖、安心を届けるのが私たちの役目。明日はソーラーパワートラックでこうした団地を回る予定です。

 

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