被災地に電気と笑顔を届けるソーラーパワートラック出動!

ソーラーパワートラック
ソーラーパワートラック

 東日本大震災発生からひと月余りが経過。復興作業が続く被災地では、食料などの緊急の支援物資こそ十分に届くようになったが、避難所生活の長期化によるストレスで、体調を崩す人も増えている。特に子どもたちの心の傷は心配だ。

 全国の幼稚園・保育園に太陽光発電設備を寄付しているNPO法人そらべあ基金は、その他9団体との協働で、被災地にソーラーパワートラックを派遣。太陽光発電を活用したアニメの上映会や携帯電話の充電サービスなどを行っている。先月実施した派遣第1弾では、物資の運搬や停電地域への電力供給がメインの活動だったが、4月15日から19日までの第2弾では、避難所からの要望の大きかった洗濯機やゲーム機などを運搬し、避難住民や子どもたちに貸し出す。さらには、被災地で働く人たちへスタミナがつく料理の提供や、大道芸パフォーマンスで子どもたちを笑顔にしようという催しも予定している。
 ソーラーパワートラックは、トラックの荷台やウイング部に20wの太陽光発電パネルを250枚搭載し、5kwの発電が可能な電源車システム。太陽の恵みから生まれた電気は、携帯電話やアニメ、ゲームを通じて、被災地の子どもたちに笑顔を届けている。

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