被災地楽器支援プロジェクト 「ウインドバンド・フォー・グリーン(WBFG)」設立について

設立当初のコンセプトは吹奏楽ができるエコを考えよう・・でした

 

ウインドバンド・フォー・グリーンは日野原重明(聖路加国際病院理事長)が代表理事を務めるNPO法人point green推進環境会議と環境ニュースネットワークで今年11年目になるNPO法人エコロジーオンラインが中心となり吹奏楽指揮者、演奏家らと共に平成23年2月に生まれました。吹奏楽に携わる人数は現役だけで50万以上、今年50~60周年を迎える卒業生を入れると多くの数になります。吹奏楽は楽器一つで音を奏でることができ、それ自体エコな存在です。さらに演奏家が楽器の特性を自ら伝え、新しいコンサートスタイルやオフステージの活動を工夫する事より、さらに大きな力になるのではないかと考え設立しました。

楽器リユースも大事な要素と考えます。例えばクラリネットなどは貴重なアフリカの木材から生まれている事実、木管楽器に限らず金管楽器やその他の楽器もそれぞれ環境を意識し大切に使う事を意識しないではいられません。リユースできるものはどんどんする事をさらに広め、伝えていきます。全国にまだまだ眠っている楽器がたくさんある事実もあり、使わなくなった楽器再利用イベントも考えておりました。

 

そんな計画を開始した矢先に、東日本大震災が起りました。

 


被災地の学校に、失われた楽器を送ります

 

東日本大震災に伴いウインドバンド・フォー・グリーン(WBFG)の最初の活動として、平成23年4月から被災地へ支援楽器を贈り届けるという事業をスタートさせました。WBFG発起人の中で過去、岩手・宮城・福島で吹奏楽の顧問や指揮を経験した演奏家中心に全国から楽器の寄付が集まっております。楽器の種類も幅広く、災害で無くなったほとんどの種類の楽器を集めようと思います。集まった楽器管理、リペアから配送を行いつつ、被災された学校の吹奏楽部が再び活動できるように応援します。

楽器を使ったワークショップやコンサート運営のお手伝いも行っていきます。

 

 

ウインドバンド・フォー・グリーンへの楽器提供及び寄付のお願い


WBFGは現在、国内外から楽器寄付の呼びかけを行っています。この活動には修理(古い楽器を使用できるようにする)発送の費用が発生しますので皆様からの寄付金の呼びかけも行っております。

提供された楽器とその行き先や寄付された金額(公開希望の方)、活動にかかった費用は随時、

WBFGページにて紹介いたします。

 

 

発起人

安西裕司(尚美ミュージックカレッジ専門学校講師)/田中正敏(日本クラリネット協会理事)/上岡 裕(NPO法人エコロジーオンライン代表)/Soosuk Shim(音楽家・デザイナー)/工藤 靖(ITMedia)/田川一郎(テレビ朝日OB)/戸田 顕(指揮者、作曲家)/福田昌範(洗足学園大学講師)/横川晴児(元NHK交響楽団主席クラリネット奏者)/佐久間 洋行(株式会社新日本観光自動車代表)/高木誠二(陸上自衛隊北部方面音楽隊所属)/後藤照久(吉野楽器代表)/藤田長久(楽器堂取締役)/仕田敬一(ザ クラリネットショップ代表)/谷 龍嗣(オロロンライン ミュージック サポートクラブ代表)/田中建(NPO法人ポイントグリーン事務局長)/藤井和貴(NPO法人ポイントグリーン)

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コメント: 2
  • #1

    鈴木 晶子 (土曜日, 26 5月 2012 21:42)

    使っていない楽器があります。
    フルート、ヴァイオリン、チェロ。

  • #2

    特定非営利活動法人エコロジーオンライン (木曜日, 31 5月 2012 09:26)

    鈴木さん、連絡遅れて申し訳ありません。現在、ポイントグリーンの方での楽器の寄付は行っておりません。一緒に活動をしている楽器forKidsさんが継続して行っておりますので、そちらにお問い合わせいただけますか。よろしくお願いいたします。
    http://web.me.com/dodekachordon/bf/

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