フジロックが取り組む環境保全活動

 7月29日~31日、「フジロックフェスティバル’11」が新潟県湯沢町の苗場スキー場で開催された。15回目となる今回は、ファンや企業に協賛金を募り、間伐材の利用や、森林を生かした街づくりに役立てる環境プロジェクト「フジロックの森」がスタート。森林を守るために、ロックイベントと行政機関が手を組んだ。主な事業は、地元の間伐材を使った紙製品「フジロック・ペーパー」の活用と、会場にある木道の整備や植林などを行い、森を楽しめる空間を作ること。

 7月11日には、農林水産省で相互連携協定の調印式が行われ、上村清隆湯沢町長、フジロックフェスを主催する「スマッシュ」の日高正博代表、泉田裕彦新潟県知事らが出席。日高代表は「フジロックのテーマは自然との共生。今回のプロジェクトでその取り組みをお客様と一緒に進めていきたい」と抱負を語った。
 当日は会場内にNGOビレッジが設置され、同プロジェクトの紹介やワークショップなどを開催。多くの参加者に、森林保全の重要性を訴えた。

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