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【トヨタ自動車環境活動助成レポート】 マダガスカルで里山エネルギーを普及する人材育成事業が始まりました!①

里山エネルギースクールの活動をするロバソア小学校の子どもたち
里山エネルギースクールの活動をするロバソア小学校の子どもたち

エコロジーオンラインは、トヨタ自動車環境活動助成の支援のもと、6月15日から23日のスケジュールでマダガスカルを訪問しました。

同国では、調理用の燃料として薪や炭が大量に使われ、おかげで森が荒廃し、土砂崩れが頻発する事態が生じています。

その被害を食い止めるため、自然エネルギーの活用技術と教育を支援する里山エネルギースクールの立ち上げを手がけます。

アンチラベから里山エネルギー普及の旅が始まりました。

この里山エネルギースクールでは主に、オガクズやモミガラなどをエコ燃料として加工したり、家畜の糞尿をバイオガスに変えたり、太陽の光を熱に変えるソーラークッカーで調理するといった自然エネルギー技術を現地の子どもたちや住民の皆さんに学んでもらいます。

今回の訪問の目的は、里山エネルギースクールの開校に協力してくれる人が暮らす、アンティラベ、ソラヴィナンジャーナ、サカイ、アンタナナリボをまわり、今後の活動への協力や具体的な連携の内容を話し合うことでした。

最初の訪問地となったのは首都アンタナナリボからクルマで5時間ほど南に向かったマダガスカル第3の都市アンチラベです。

ここには、国際協力機構(JICA)が資金援助したアンチラベ農業機械化訓練センター(CFAMA)があり、全国から地域の農業を担う若い学生たちが集い、農業技術の習得や農機具の製造などを学んでいます。

突然の訪問でしたが、日本の支援を受けていることもあって、CFAMAの皆さんはかなり好意的でした。

フランス語の授業中だという1年生のクラスでは再生可能エネルギーの話題をしていたとのことで、スタッフ一同が教壇にあがり、これから実施する里山エネルギースクールの説明をさせてもらいました。

 

今回の旅には帯広畜産大学に留学してバイオガスをテーマに博士号を取得したDr. Fetraが同行。農業を志す若者の先輩としてバイオガスの講義をしました。15分程度の講義に続き、多くの質問が寄せられ、昼休みを大きくオーバーするほどの盛り上がりを見せました。

その後、果物の乾燥などに活用するソーラードライヤーを生徒たちに体験させ、CFAMAを後にしました。

続いて一向が向かったのはアンチラベの農業専門学校です。

すでにバイオガスプラントを導入しているということで、その話を聞いてみると、海外からの支援を受けて2基のバイオガスプラントを導入したのだけれど、両方とも動いていないとのこと。

バイオガスをつかって調理をしたり、発電をしたりするための機器は揃っているということでした。

ここのスタッフや学生もバイオガスには強く興味を持っていて、すぐにでも手伝って欲しそうな雰囲気。Dr. Fetraが卒業した大学の同級生が教鞭をとっていることもわかり、継続的に連携をとることを約束しました。

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Project Satoyama Energy事務局

エコロジーオンラインの里山エネルギープロジェクト / Project Satoyama Energyでは、この活動を通して森を破壊しない「里山エネルギー」を広げるリーダーを育てていきます。彼らを中心に途上国において薪や炭を大量に消費する従来のエネルギースタイルからの脱却を促し、循環型エネルギーの有効性を広め、地域社会に森の再生を呼びかけていきます。

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