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太古から人々に寄り添ってきたトナカイにも絶滅の危機が!

トナカイ / Reindeer (Caribou)

 

 サンタクロースだけでなく、人々が乗るソリをを引いてくれる動物としても有名なトナカイですが、実は絶滅の危機に瀕しています。

 

トナカイは、人類が最初に飼うようになった動物のひとつでもあり、シカの仲間の中ではトナカイだけが、オスメスどちらも角をもっています。

 

オスの角の方がメスよりも大きく、

 

オスは春に角が生え、秋から冬にかけて抜け落ち、

 

メスは冬に角が生え、春から夏にかけて抜け落ちます。

 

ぶ厚い毛や、広く大きいヒヅメは、極寒の環境で生き抜くためのものです。

 

水陸どちらも得意で、広いヒヅメは雪の上を沈まずに歩くことや、泳ぐのにも役立ちます。

 

トナカイは群れで行動することが多く、集団で移動するときは5万〜10万頭もの大群になることも。

 

ちなみに、北アメリカのものは「カリブー」と呼ばれています。

 

地球温暖化や人間による生息地の破壊などによって、トナカイの体重が年々減ってしまったり、生息数が減ってしまったりしています。

 

コピー・イラスト / kawe

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その鮮やかさは自己防衛のため!?神秘的でキケンなカエルの世界 (水, 29 6月 2022)
イチゴヤドクガエル / モウドクフキヤガエル / アカメアマガエル 今回は中央アメリカの熱帯雨林に住む、色鮮やかなカエルを3種類ご紹介します。   まずは1匹目。左の赤色のカエルが、 イチゴヤドクガエル(Strawberry poison-dart frog)です。 その名の通り毒があり、イチゴのような派手な警告色を持っています。   なぜこんな派手な見た目をしているかというと、 あえて外敵に目立ちやすい体の色や模様を持つことで、" 手を出すと危険だぞ ” と警告し、自身の安全を確保しているからだと考えられています。   この警告色というものは、私たち人間の社会でも使われています。 信号機や看板、天気予報などで赤や黄色を見ると反射的に「危険だ」と感じることがあると思います。テントウムシなんかも警告色を持っている虫です。   ちなみに、手足にジーンズを履いているかのような色をしているため、ブルージーンズと呼ばれることもあります。お洒落ですね。   親ガエルは、卵からふ化した幼生(オタマジャクシ)を、安全な水場まで背中に乗せて運びます。 ↓ 1:17の姿がなんとも愛らしいです。 そして、オタマジャクシが成長するまで、親ガエル自らが産んだ無精卵を食べ物として与える「エッグフィーダー」という変わった繁殖形態を持ちます。 ↓ 2:57〜 卵を与えている様子が見られます 2匹目。 右の黄色いカエルが モウドクフキヤガエル(Golden poison frog)です。 コロンビアの太平洋岸に広がる熱帯雨林のごく一部に生息していますが、熱帯雨林が減少していることにより、絶滅が危惧されています。   イチゴヤドクガエルと同様に警告色を持ち、モウドクフキヤガエルは世界で最も毒性の強い動物のうちの1つと考えられています。   体長5センチほどの個体1匹で、なんと約15人もの人間を死に至らしめるのに十分な毒を持っています。万が一野生で見つけても、絶対に触ってはダメですよ!   コロンビアの先住民は何世紀もの間、その強力な毒を吹き矢の先に塗って狩りに利用していました。それがこのカエルの名前の由来となっているようです。   イチゴヤドクガエルやモウドクフキヤガエルが属するヤドクガエル科の多くは、毒を大量に持っています。 しかし、この猛毒はカエル自身が体内で作っているものではなく、毒を持つ昆虫などを食べることによって体内に毒を蓄えているものと考えられています。 人工飼育下で繁殖し、本来の生息地に住む昆虫を食べずに育てた個体は、毒を持たないようです。 ↓こんな風に餌を与えられている個体は毒を持っていませんのでご安心を! 最後、3匹目。 後ろで跳ねている緑色の2匹が アカメアマガエル(Red-eyed tree frog)です。 学名は「Agalychnis callidryas」。 callidryasは「美しい木の妖精」という意味です。素敵な名前ですね。   毒はなく、赤い目とオレンジ色の手足を持っています。 その印象的な姿から、世界で最も有名なカエルとも言われているとか。    夜行性で、昼間は葉に留まって休んだり寝たりしています。 休む時には、目を閉じ手足をたたみ込んで、ぺたーっとうつ伏せになり体表面積を減らすことで乾燥を防ぎます。 ↓ 2:20くらいから「ぺたーっ」としているところが見られます。 この時、眼や腹部、四肢の鮮やかな色彩が見えず、背面の緑色が見えるため、葉と区別しづらくなります。   アカメアマガエルがこの特徴的な真っ赤な目を持つようになった理由は、ほんの一瞬でも敵にショックを与えて食べるのをためらわせるためだ、というのが専門家の間での通説らしいです。 鮮やかな四肢と体側のまだら模様も同じく、敵に襲われたときにジャンプをすることで驚かせ、その隙に逃げるためにあると考えられています。   瞼は透明で金色の網目模様が入っています。 ↓ こんな風に。綺麗ですね〜。 イラスト・コピー / kawe
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野生のコウノトリが日本の空で再び羽ばたけるように・・・ (Fri, 06 May 2022)
コウノトリ/Oriental White Stork   コウノトリは兵庫県の県鳥であり、1956年には国の特別天然記念物に指定されています。 世界で極東地域にのみ生息する大型の肉食性鳥類であり, 湿地生態系の食物連鎖の頂点に立つ鳥です。 越冬のために日本に渡ってくることもあります。   残念ながら1971年に日本に生息する野生のコウノトリは絶滅してしまいました。 絶滅してしまった日本や韓国では、各国と連携しながら野生復帰事業を進めています。     コウノトリは、ヒナのうちは鳴くことができますが、 成鳥になると鳴き声を出すことができなくなります。   そのため、上下の嘴をカスタネットのように打ち鳴らして音を出す 「クラッタリング」という方法でコミュニケーションをとります。約2km先にも届くとか。   ↓(0:34〜)クラッタリングの音はこんな感じ。面白いですね。 かつて国内では、マツなどの高木の樹上に営巣していましたが、 営巣に適した高木がほとんどなくなった現在では、人工巣塔をはじめ 電柱や鉄塔などの人工物の上で営巣しています。   オスメス交代で卵を抱え、ヒナが生まれると、親鳥は巣の中にエサを吐き戻して与え、 ヒナは吐き出されたエサを自分の力で食べます。口移しでエサを与えたりはしません。 コウノトリのカップルは「一生添い遂げる」と言われているほど、相手を慎重に選びます。       コウノトリの日本最後の生息地となった兵庫県豊岡町には、 兵庫県立コウノトリの郷公園(公式HPリンク) という研究施設があります。   豊岡市では、農薬の散布を控え、無農薬栽培に切り替えるなど コウノトリの保全に力を入れており、コウノトリが住めるように環境を整備しています。 ↓兵庫県豊岡市「コウノトリの郷公園」での放鳥や保全活動の様子が見られます。   1971年 日本に生息する野生のコウノトリの絶滅以降、 1988年 東京都多摩動物公園が飼育下ではじめて繁殖に成功しました。 その後、飼育個体数は順調に数を増やしていき、 2005年 野生のコウノトリ復活を目的に兵庫県立コウノトリの郷公園により放鳥が開始されます。   少しづつ、着実に個体数が回復。 そして、2022年4月27日現在 日本国内での野外生息個体数は246羽になりました。     3月22日には兵庫県豊岡市内の人口巣塔で今シーズン初めてヒナがふ化しました。 4月から5月にかけては多くのヒナがふ化する時期です。   今現在、栃木県小山市では渡良瀬遊水地の人口巣塔にいるコウノトリのライブ配信をしています。 癒されます。 「生井桜づつみ 見守りカメラ」     コウノトリにはファンが多く、足に付いている足環で個体検索までできるので、 個体番号で一羽づつ識別しながらバードウォッチングを楽しむ人々も多くいます。 最近は、コウノトリ初の離婚騒動でざわついているようです。 もしコウノトリを見かけたら、ぜひ個体検索をしてみてください。   野生復帰したコウノトリと人がまた共生できる未来のために、 今も多くの施設・企業・団体などが尽力しています。 今後もコウノトリとその活動を見守っていけたらと思います。 コピー・イラスト / kawe
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