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【三宅島探訪記】地球の“今”を伝えるザトウクジラの歌を聴く①

4月21日、理事長他、エコロジーオンラインのスタッフが三宅島に訪問してきました。

これから数回に分けてレポートを連載していきます。

上陸

三宅島の港に到着したエコロジーオンライン一同を歓迎してくれたのはザトウクジラのクラウドファンディングの中心人物である沖山雄一氏。

早朝にしか見られない光景があると我々に見せてくれたのは・・・

沖山雄一(おきやまゆういち)※夜の虹を12回も観た登れるおじさん
沖山雄一(おきやまゆういち)※夜の虹を12回も観た登れるおじさん
朝霧に染まる大路池
朝霧に染まる大路池

なんとも美しい三宅島を代表する観光スポット大路池。

この日は幸運にも風もなく太陽にも恵まれ、鏡のような湖面を望むことができたのでした。

なんとこの池、精神的にまいっていた太宰治が静養に訪れたことでも有名で、英気を養った太宰はこのあといくつもの名作を生みだしたとか。

 

富賀浜

大路池を後にしてやってきたのは、沖山氏の経営する「沖倉商店」のトレードマークにもなっている三本岳が見える富賀浜。

 

富賀浜
富賀浜

ひっそりと立っている鳥居は、富賀浜からも見える三本岳にあったものが波の浸食を受けて移設されたものとのこと。

 

火山体験遊歩道へ

沖倉商店 CAFE 691
沖倉商店 CAFE 691

カフェにもなっている「沖倉商店」でコーヒーを頂きながらクジラの話で盛り上がる一同。

運が良ければカフェの窓からもブロー(潮吹き)が見える。しかし、クジラは姿を現さず...。

コーヒーを飲み終えた一同は沖倉商店を立ち、次なるスポットへ。

メガネ岩
メガネ岩

神秘の光景メガネ岩などもはさみつつ、

 

圧巻の絶景「火山体験遊歩道」へ。

ここには何百世帯もの家族が生活していましたが、1983年の噴火で大量の溶岩流が流れ込み住宅400棟が焼失。

遊歩道からうかがえる黒い溶岩のはるか8メートル下に当時の住宅跡が埋まっているそうです。

 

写真のような珍しい形の溶岩は溶岩樹形というもので、樹木を取り囲んだ溶岩が樹木が焼失した後にそのまま冷え固まり、空洞を形成したものだそうです。

 

東京都三宅支庁

遊歩道を満喫し、我々は次に東京都三宅支庁を訪れました。

 

三宅支庁
三宅支庁

支庁長は昨年任命されたばかりの方で、沖山氏と上岡理事長とも年代が近くとても話が弾み、2人が提案した三宅島新名物「ザトウショコラ」には思わず噴き出す場面も。

 

七島展望台

平野食堂名物「島のりラーメン」
平野食堂名物「島のりラーメン」

沖倉商店の隣にある平野食堂で名物「島のりラーメン」を堪能したのち、牧場跡地が見える七島展望台へ。

上岡理事長
上岡理事長

立ち入り禁止の火口を除けば、三宅島でも高い標高を誇る七島展望台はモトクロスバイクの高難度コースになっているほどの険しさ。

その標高の高さゆえ、いつもより高く見える水平線に、見た人はふしぎな感動を抱くんだとか。

 

ひと通り見終わったあと、沖山氏の案内で本日の宿泊施設である「ホテル海楽」に到着。

一日目が終わったのでした。

 

文・写真 / エコロジーオンライン編集長

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