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クラウドファンディング目標の7割を達成! ついに実現、パイロットモデル基の点火式

マダガスカルに来て、ちょうど一年…☺️🍃

 

 

一つ、大きな夢が叶いました🙇‍♀️💫

それは、活動当初から思い描いていた、私の任地アンチラベでの、バイオガス基の設置🌈

 

 

9/23には、8/5に着工し8/27に完成した(工事2週間、ガス充填2週間)、地下型バイオガスパイロットモデル基の、お披露目&点火式が、ついに実現☺️✨

 

クラウドファンディングも目標の7割が達成したとの報告があり、このモデル基の体験をもとに、あと2基の設置を目指します。

場所は、中心地から15km程離れた農村Andranomanelatra(アンジャヌマネラチャ)に住む、働き者の農業普及員モニカさん宅の敷地内へ🌈

この方の家に設置すれば、メンテナンスはしっかり行い、人々にも広めてくれ、かつ中心地からのアクセスもよく研修場所としても最適と考えたため🌈

 

 

工事作業は、モニカ家族も手伝い、材料は家にあるもの(レンガ等)も使用した、約1ヶ月間の共同作業☺️

(必要な資金等は、関係者の方々の中で全て賄いました🍀)

私も、自転車でできる限り通い、その工程の見学を🚲✨

今回は、バルーン型と地下型のうち、冬季の寒冷な気候でも耐えられ、かつ国内で全て材料が賄える、地下型を設置することに☺️

(🔼バルーン型。手前右の青いタンクの中に牛糞+水を注入)

(🔼地下型。上記バルーンの役目を果たすドーム状のものが、手前のコンクリート枡(牛糞+水の注入口)の奥の地中に埋まっています。)

 

 

当初の鍬入れから、気付けばあっという間に完成💫

(🔼最初の鍬入れは、NGOマダガスカル・みらいの浅川日出男さん)

完成後の状態からは、工事の過程を見ていなければ、まさかこの地面の下に、大きなドーム型(直径径2.5m、深さ2.5m程)の装置が埋まっているとは、恐らく誰も想像できず…😌💫

(🔼ドーム製作の採寸)

(🔼ドーム製作の鍬入れ)

(🔼掘削作業。モニカ家族も皆総出で約1週間で掘り上げました。)

(🔼レンガとセメントで、ドームの製作開始)

(🔼原料である牛糞+水が通るパイプも設置)

(🔼手前の穴は、メタンガス生成後に排出される廃液(液肥)を溜めるタンク)

(🔼メタンガス生成後に排出される廃液(液肥)を溜めるタンクの基礎作り)

(🔼ドームと共に、メタンガス生成後に排出される廃液(液肥)を溜めるタンク工事(手前)も着々と)

(🔼ドーム完成間際)

(🔼ドーム完成。中は空洞。奥のパイプの先から原料を入れ、このドームの中でメタンガスを発生させます。その後の廃液は手前のタンクに流れていきます)

(🔼地中に埋められたドームの頂上。ここからホースを伸ばし、台所へ繋げます)

(🔼手前のパイプが牛糞+水を入れる注ぎ口。奥のコンクリート枡廃液を貯めるタンク。中央は地中に埋められたドーム)

(🔼完成間際。手前のコンクリート枡は上記写真のパイプの上に設置したもの。)

(🔼ドームを全て埋め、廃液の貯蔵タンクの上にコンクリートの蓋を設置し、完成)

(🔼原料の牛糞+水の注ぎ口であるコンクリート枡には、設置者のNGOマダガスカル•みらいさんのネーム。その下に完成日である2022年9月27日の日付も記載)

(🔼バイオガスを送るホース)

(🔼バイオガスを引いた台所。以前はガス台の下に、大きなカマドが置いてありました)

(🔼台所に設置されたガスコンロ)

(🔼居間に設置されたガス灯)

 

 

そんなバイオガス装置を見て知っていただこうと、点火式は、事前に、配属先DRAE(農業畜産局)の職員や農業普及員、バイオガスに興味関心の高い方々等にお声がけを☺️🍀

そして、事前に誰が来てくださるか正確に把握できないまま、迎えた当日…☀️🍃

 

 

来てくださったのは…

 

 

…なんと、総勢50名ほど🙇‍♀️🌈

バイオガス普及促進のキーパーソンである、配属先の職員は2名、農業普及員さんは10名🌈

活動を知り、バイオガスに熱意を持ってくださった、毎週通う教会の代表者の方(農場と工場を経営)もひょっこり来てくださり、嬉し驚き✨

 

 

装置を見れたことや技術者の方々と繋がれたことを、非常に喜んでくださって💓

 

 

独自で設置し、広めていただけたら、本望と☺️🌈

そして、首都アンタナナリボから、新聞・テレビ局の取材も📺

設置者のNGOマダガスカル・みらい代表のルシエンヌさんや、設置先農家のモニカさんが、記者からインタビュー☺️🎤

なお、日本に留学中のマダガスカル人の友達(現在は一時帰国中)のほか、同じアンチラベの協力隊員も3名来てくださいました💓

 

(皆さん、クラウドファンディングも即支援してくださり、嬉し驚き😢✨)

参加者が集まった所で、まず、装置のお披露目🌈

実際に、牛糞と水を混ぜ合わせた原料を、コンクリート枡に注ぎ込むところから実演を☺️

なお、このバイオガス装置、牛糞だけではなく、豚などの家畜の糞の他、残飯(日数を置いて発酵させたもの)も使える優れもの😲💫

メタンガス生成後に出る廃液も、良質な有機肥料として活躍🌾💫

首都アンタナナリボから技術者の方も駆けつけて来てくださったものの、モニカさんが、予想通り、参加者へ丁寧に説明してくださいました☺️💓

質問も飛び交い、皆さん、とても熱心✨

モニカさんも、

"装置を実際に使ってみて、バイオガスは本当によい"

と、皆の前で太鼓判を押して話され、心底嬉しく🙇‍♀️💓

 

 

装置見学の後は、いよいよセレモニー☺️🍃

配属先やルシエンヌさん、モニカさんのスピーチの他、大変僭越ながら、私もお話しする機会をいただいて🙇‍♀️

少々緊張しつつ、参加者の方々への感謝と共に、バイオガスを普及させたいと思った背景やメリット、現在行なっているクラウドファンディングや今後のプラン等についてのお話も🍀

 

 

式の後は、歓談と会食🍽

用意や準備してくださった食べ物を、皆でご馳走になって🍳

(🔼浅川さんが持参された自家製のポン菓子。大好評でした)

 

 

なお、私自身も、事前に作った

巻き寿司、ツナコロッケ、ラビトゥトゥケーキ、大豆ふりかけを出させていただきました🙇‍♀️

大豆ふりかけは、今までの中で、最もサクサクに作れ、有難く予想外に、女性グループの方々に好評🙇‍♀️

(材料は、大豆・人参・南瓜・アリコベラ・胡麻・塩・砂糖)

 

 

帰り際、リクエストされ、残りを全て持ち帰ってくださいました😢💓

(私の活動の一環で、栄養豊富なふりかけの普及も地道に展開中💫)

そんな、嬉しいこともありつつ、点火式は、有難く、全て無事終了💓🌈

その日の夜は、参加者の方々から、お礼メールが続々と🙇‍♀️

 

 

"バイオガスは、本当に農村の生活に合っていて素晴らしい。ぜひ普及させたい"

などなど🌈

 

 

同時に、参加できなかった方々から、残念がる声や簡単なバイオガスのお話を聞きたいとのリクエストもいただいて🙇‍♀️🍀

 

 

普及に向けた一歩として、必要な方々を繋げられた貴重な機会にもなった一日🌈💓

これから、NPOエコロジーオンラインさん(代表:上岡裕さん)とNGOマダガスカル・みらいの浅川さんと共に、このパイロットモデル基を利用しての研修やマニュアル作りも、実施予定☺️🍃

私は、そのコーディネート役🌈

協力隊活動、残り一年、私が出来ることを一歩ずつ…☺️🍃

沢山のあふれる恵みと学び

素晴らしい時間やご縁に

心より感謝いたします☺️💓

 

 

現在実施中の、新たなバイオガス装置設置と研修・マニュアル作りのための、クラウドファンディングに、どうぞご協力お願いいたします❣️🙇‍♀️

(2022.9/20〜12月末)

文・写真 / 中田里穂

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