
近年、地球の自然の色が変化しており、その一因として気候変動が挙げられている。
地球温暖化は生態系に影響を与え、栄養レベルや化学組成、生物学的プロセスを変化させており、それが視覚的な変化として現れているのだという。
秋の紅葉の変化
秋の紅葉は、日が短くなり気温が下がると、葉が葉緑素の生成を遅らせることで色が変化する。しかし、気温の上昇や異常気象により、葉の色づきが遅れたり、色の鮮やかさが低くなっている可能性があるという。また、夏の干ばつや強風、早霜などの極端な気象条件は、葉が色づく前に落葉を引き起こすこともある。
海が緑色に変化している?
過去20年間で、世界の海の半分以上が青から緑へとその色を変えている。
この変化は、海面近くの植物プランクトンの増減によるものと考えられている。植物プランクトンは、光合成を行い海洋生態系の基盤を形成しているが、気候変動により海水温が上昇し、海の層構造が変化することで、これらの微生物の分布や種類が変わり、結果として海の色が変化しているのだという。
これらの変化は、地球の生態系が気候変動によって影響を受けていることを示している。海の色や紅葉の変化は、私たちにとって身近な自然の変化として気候変動の影響を実感させるものである。これらの現象を通じて、気候変動への理解と対策の重要性を再認識することが求められている。
<参照リンク>
The Earth’s colors are changing — and climate change could be partially to blame
翻訳・文 / エコロジーオンライン編集部(一部AIを使用)