日本初のインターネット型NPO エコロジーオンラインの15年

2016年

9月

12日

グリーンパワーなライフスタイルを求めて ~エコロジーオンラインの16年の歩み~⑤

現在は林野庁と協働する「Forest Good」でバイオマスを支援!
現在は林野庁と協働する「Forest Good」でバイオマスを支援!

 この事業の当初の目的は地球温暖化や太陽エネルギーについての学びだったのだが、自然災害をどう生き抜くかを学ぶ事業としての可能性も高まってきた。ソーラークッカー、ナノ発電所、ロケットストーブを防災・減災グッズとして公共施設に提供し、そこで定期的にワークショップを実施する。火を知らない子どもたちにも、災害時に生き伸びるためのエネルギー活用術を体験してらう。その体験が災害に強い地域社会づくりにつながるのではないかという意見だった。 

 小さな単位でも再エネをハイブリッドに活用できれば当然、エネルギー効率をあげることにつながる。熱を電気からつくるのは非効率だ。ソーラークッカーや木質バイオマスなどを活用して、私たちのライフスタイルに熱のパワーをそのまま活用する。そんなビジョンが明確になってきた。

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2016年

9月

12日

グリーンパワーなライフスタイルを求めて ~エコロジーオンラインの16年の歩み~④

ナノ発電所のオーナーが集ってイベントを実施することも。
ナノ発電所のオーナーが集ってイベントを実施することも。

 ナノ発電所は「発電」というものを身近にするために開発を手がけた。それなら暮らしに身近なメディアと組むのがよいだろうと思い、東京のFM局J-WAVEの友人に声をかけ、一緒にナノ発電所を販売しないかと呼びかけた。ナノ発電所の販売は実現しなかったが、平井理央さんの新番組「WONDER VISION」に参加することになり、それがきっかけで、再エネに興味を持ち、僕らの活動に参加してくれる人も増え始めた。

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2016年

7月

25日

グリーンパワーなライフスタイルを求めて ~エコロジーオンラインの16年の歩み~③

風力発電の価値を販売したそらべあグリーン電力証書
風力発電の価値を販売したそらべあグリーン電力証書

そらべあの誕生は、お台場に10キロワットの太陽光発電施設を生み出すことだけに止まらなかった。

ZEPPをグリーン電力証書化したのと同じ仕組みをつかって、グリーン電力証書の事業が始まった。

青森県六ケ所村の風車から生まれたグリーン電力を活用して、大手企業の社員総会がどんどんグリーンに変わっていった。

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2016年

7月

07日

グリーンパワーなライフスタイルを求めて ~エコロジーオンラインの16年の歩み~②

お台場潮風公園に完成した都民共同発電所「ひだまり~な」
お台場潮風公園に完成した都民共同発電所「ひだまり~な」

ライブの現場にグリーン電力証書を導入することに成功した僕らは、次に音楽づくりでもグリーン電力証書が使われる流れをつくった。乃木坂にあるソニー・ミュージックスタジオで、グリーン電力証書の導入が決まったのだ。ロックアーティストの浜田省吾さんのアルバムもこのスタジオで録音され、グリーン電力を使ったことが大きな話題となった。こうした取り組みが呼び水となって、音楽、スポーツ、エンタテイメント施設など、さまざまな場でグリーン電力証書が活用されるようになっていった。

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2016年

6月

27日

グリーンパワーなライフスタイルを求めて ~エコロジーオンラインの16年の歩み~①

熊本支援でもソーラーパワートラックを中心にグリーンパワーが大活躍!
熊本支援でもソーラーパワートラックを中心にグリーンパワーが大活躍!

エコロジーオンラインというNPO法人を立ち上げて今年で16年になる。その活動を振りかえってみると、再生可能エネルギー(以下再エネ)を中心に、自然といかに調和して生きるかというグリーンなライフスタイルの普及に多くの時間を注いできたと言える。

環境省と行った「Re-Style」という活動では、若者たちに「リデュース・リユース・リサイクル」の大切さを伝えるため、GLAYなど、著名ミュージシャンに関わってもらってライブを行った。ソニーマガジンズ(当時)とは『リンカラン』という雑誌をつくり、都市暮らしの女性に田舎暮らしや手づくりの楽しさを伝えることも行った。

そうしたライフスタイルを変えるお手伝いの活動のなかで、メインとなったのが再エネを暮らしのなかに根付かせる活動だった。

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