「ヤドリギ問題」を解決するプロジェクトがスタート

高い木に登りヤドリギを取り除く技術者。緑の球がヤドリギだ
高い木に登りヤドリギを取り除く技術者。緑の球がヤドリギだ

 ヤドリギを知っているかな? 木の上で鳥の巣と似た球形になる植物だ。鳥のフンに含まれた種子が木の上で芽を出し、取り付いた木の枝から養分や水分を奪いながら生長する。そのため木の枝が枯れたり、落ちたりすることがあるが、取り除くのに高額な費用がかかることから、放置される例が多い。

 

 このヤドリギ問題を解決したいと考えたNPO法人森林風致計画研究所(長野県松本市)が、木の枝を伐採する技術者や生花店と連携し、「ヤドリギプロジェクト」を立ち上げた。木登りが得意な技術者がヤドリギを取り除き、生花店がそのヤドリギをリース材料などとして販売することで、取り除く費用をまかなう取り組みだ。

 

 プロジェクトの第一弾として、11月には松本市内の保育園で、樹齢約400年のケヤキの上で育っていたヤドリギを取り除いた。また、12月上旬にはそのヤドリギを使ったクリスマスリース作り教室を開き、その受講料で取り除く費用などをまかなった。今回はテストとして行ったが、来シーズンも続ける予定だという。

 

 ヤドリギ問題の解決に効果があるのはもちろん、ヤドリギもリースとして活用されるため、ぜひ続けてほしい取り組みといえる。 

 

文/岩間敏彦

 

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