【里山エネルギー】 里山エネルギーカフェが始まりました。

雪のため1ヶ月ほど順延された「里山エネルギーカフェ」が、314日、栃木県宇都宮市内にある下野新聞NEWS CAFÉで開催され、16名が参加しました。

 

最初のスピーカーはエコロジーオンライン里山部の溝越剛部長。里山とその役割とは?という里山の基礎のお話を中心に「とちぎの元気な森づくり県民税事業」によって整備が進められている佐野市富士町の里山整備の現状、活動の紹介、他団体の紹介も踏まえた展望が紹介されました。

里山の整備は補助が切れると維持されにくい。そんな現状のなか、自分だけがよくなればよいのではなく、力をあわせてみんなの里山や地域の暮らしを良くしていこう!という溝越部長の熱い思いが胸に響きました。 

 

二人目のスピーカーは遠路からお越しいただいた日本植生株式会社大阪営業部の平田賀彦さん。今話題の防草発電シートについてご説明頂きました。

 

防草発電シートに使われるアモルファスシリコンの歴史、防草発電の利点、事例紹介、さらに最新情報として山口県が中心となって実施する農業現場での独立電源システムを紹介していただきました。新しい価値との出会いが生むソーラー発電の多様性を感じました。

 

エコロジーオンラインも、原発事故により汚染された福島の農地等での活用を提案し始めていますが、栃木、群馬をはじめ、景観を顧みない太陽光発電施設の設置も増えつつあり、そんな現状の打開策として、防草発電シートをご紹介していくことになります。

講演後は、参加者の皆様に自己紹介をしていただき、短い時間でしたが情報交換の場として賑わいました。交流会をやってほしかったとのお声もありましたので、次回以降の課題とさせていただきます。

 

今後の里山エネルギーカフェの予定ですが、次回は愛知県大府市や福島県南相馬市での開催が決定。56日には今回のイベントで出会ったみなさんと野鳥の会栃木主催のイベントと同時開催も検討することになりました。

 

里山エネルギーカフェ@大府

里山ビギナー探鳥会(+お茶会@森のカフェ)

レポート / EOL事務局 大和田正勝

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コメント: 1
  • #1

    在原 俊行 (火曜日, 24 3月 2015 07:47)

     借地で農業を予定しています。お話うかがいたいです。
    pingoo@soleil.ocn.ne.jp

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