風力発電の部品を3Dプリンターでつくる!
そんな風力発電プロジェクト“A Small Wind Turbine for a Big Difference(小さな風車で大きな変化を)”が、米クラウドファンディングサイト“KICKSTARTER”で資金集めの活動をスタートさせた。
この活動を始めたのは、カナダのウインザー大学に籍を置くルーカス・センプルとカイル・バセット。これまで途上国で自然エネルギー支援をしようとすると、発電機器を持ち込むまでにコストがかかりすぎた。その問題をクリアするために3Dプリンターを使って現地で部品をつくってしまうことを考えた。
2人は試行錯誤を繰り返し、3Dプリンターを活用し、部品の製造に2時間、組み立てに1分もかからない風力発電機の設計にたどり着いた。
この発電機のブレードの長さは50cm、タービンの幅は25cm、風速2.5m/sで発電を始め、5.5m/s以上で携帯電話を通常の早さで充電できるようになる。
将来的にはオープンソースデータとして設計図を公開し、誰でもがこの風車をつくれるようにするという。
“KICKSTARTER”では様々な支援メニューが用意されているが、この風力発電を購入したい場合は99ドル(およそ12,000円)以上の貢献で手に入れることができる。世界中に発送をしているので日本からの支援も可能だ(送料は別途)。
自然エネルギー機器を自分たちの手でその場でつくる!
そんな夢のような話が現実になる日はすぐそこまで来ている。
<参照リンク>
Micro
wind turbines built by Windsor students supply power to rural villages
A Small Wind Turbine for a Big Difference(KICKSTARTER)
翻訳・文 / 編集部
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