SDGsを学ぶ里山
2024年
8月
26日
月
SDGsを学ぶ里山クラウドファンディング
NPO法人エコロジーオンライン(本部:栃木県佐野市 理事長:上岡裕)は、丸岳・里山再生協力会(代表:田中浩唯)と協働して、人から与えられたものではない、自分なりの「解」に辿りつくSDGs体験の場を提供することを目指し、クラウドファンディングを立ち上げることにいたしました。
メガソーラー、カントリークラブ、砕石場などに囲まれた栃木県佐野市多田町は、大都市の建築を支え、再生可能エネルギーを供給し、都会人の憩いの場として、日本の経済成長を支えてきました。そこに小さな里山ビレッジの丸岳地区が存在します。
戦後の復興を支えるべく植えられたスギ・ヒノキの森は手が入ることなく荒れ果て、鹿やイノシシなどの獣害にさらされ、山からの水も枯れ果て、耕す人を失った水田は雑草や低木に覆われていました。
「何とか地域を元気にしたい!」
5年程前、そう思った有志が立ち上がり、バラバラだった森の所有者に声をかけ、森をあつめて下刈りをし、倒木処理や作業道作りなどの整備を始めました。そこから見えて来たのは昔懐かしい里地里山の風景。里山の未来を発掘した瞬間でした。
地球温暖化や生態系の破壊などの問題は、その影響を大きく受ける途上国の人びとや、次世代の子どもたちから希望を奪い続けてきました。そんな反省から持続可能な開発が求められる時代に入っています。
高度成長を支えて来た地域をどう持続可能に変えて行くか。
人間が感情を持つ生命である以上、テクノロジーだけで解決できる問題ではありません。自然とともに歩み、自然のなかに「真善美」を求めた先人たちの知恵もしっかりと学び、地域づくりに生かす必要があります。
本年1月~3月、環境改善をテーマにしたイベントやワークショップで全国各地を駆け回り、地球サミットなど国際会議にも継続的に参加している坂田昌子先生に延べ8日間も足を運んでいただきました。坂田先生に山の地形や特性を読み解いてもらい、生態系豊かな里山を再生していくための先人の知恵に学んだ伝統的手法による沢の手入れを始めました。
自然との関わりを一緒に学び、体験し、実践する場を、皆さんとともにつくっていこうと思います。
<森のSDGsネットワークとエコロジーオンライン>
エコロジーオンラインでは、SDGsの実践的な活動として、日本の森を元気にする事業もしてきました。日本の森の多くを占める人工林は、植林し、育て、伐採して、家や家具などに利用することによって、CO2を固定化するサイクルが理想とされています。私達が出すCO2を、若く元気な森を育てて吸収してもらうのです。そのため、日本の人工林から生まれた木材を多くの方に買って使ってもらうお手伝いをしてきました。
地元「佐野市」では、林業の6次化や里山保全の活動を支援してきました。地域のリーダーたちと連携する里山再生事業においては、土の中の環境に目を向け先人の営みに学んだ自伐型の小さな林業、また生物多様性を守り伝えることやコモン(共有財産)の再生テーマに、新たなプロジェクトが始まっています。
今回のクラファンでは、全国の国産材活用の取り組みとともに、今後のモデルとなる「地域の里山づくり」を多田町の皆さんと、多様な団体や個人の皆様と連携しながら作っていく予定です。
支援メニュー一覧
小さな里山「丸岳」
北関東道の佐野田沼ICからクルマで10分。
人の目を避けるようにひっそりと小さな里山「丸岳」が存在します。
https://maps.app.goo.gl/Q7iske9tNhzZr8av5
里山の清浄な湧き水によってつくられたお米がこの地の自慢でした。
昭和の開発によって山が削り取られ、水田を潤した豊かな水は失われました。
平成・令和の少子高齢化の影響で農業を営む人も減っています。
住民の最低限な除草作業によって生まれたのがただの野原でした。
この野原をとりまく荒れ放題だった里山は地元の人の手によって整備が始まっています。
ただの野原と美しくなった里山林のセットはこの地に残された宝石とも言える宝物です。
丸岳周辺の里山林の整備について
薄れつつある地域のつながりを求めて始まった丸岳周辺の里山林整備は、5年前にスタート。
地域の山主を一軒一軒訪ね、森林経営計画を立てるべく集約を始めました。
その後、集約した里山林の現状を踏まえ、自伐型林業に方向転換。
同じく自伐型を志す全国の仲間との交流のなかから厚生労働省林業就労支援講習の場に選ばれました。
集まった仲間たちの協力を得て林道も整備され、大きな一歩を踏み出しました。
現在は森林・山村多面的機能発揮対策交付金を活用。初年度3ヘクタール、2年目、3年目は15ヘクタールの森林整備にチャレンジ。
本年1月~3月、環境改善をテーマにしたイベントやワークショップで全国各地を駆け回り、地球サミットなど国際会議にも継続的に参加している坂田昌子先生に延べ8日間も足を運んでいただきました。
坂田先生に山の地形や特性を読み解いてもらい、生態系豊かな里山を再生していくための先人の知恵に学んだ伝統的手法による沢の手入れを始めました。
ただの野山の魅力発見
<協働団体>
丸岳・里山再生協力会 代表 田中浩唯
NPO法人エコロジーオンライン 理事長 上岡 裕
事務局:エコロジーオンライン 0283-23-9758
info@eco-online.org
ただの野山の最新情報
2024年
11月
20日
水
<里山で学ぶ>「多田 里山スクール」が開校します!
このたび、栃木県佐野市多田町に「多田 里山スクール」を開校いたします!
「多田 里山スクール」では、DIYや生物多様性、有機農業、野草など、各方面のスペシャリストをお招きして、ワークショップを行います。
これらのワークショップでは、幅広い分野について、座学だけではなく実際に見て、体験して学ぶことができます。
皆さまのご参加を、心よりお待ちしております♪
↓2024年度 多田 里山スクール 講座一覧↓
(☆開催予定日は天候などによって中止になる可能性があります。ご了承ください)
2024年
11月
19日
火
【里山スクール講座①】丸岳コモン再生プロジェクト with けんちくや代表 山井忍氏
けんちくや 山井忍氏によるワークショップ「みせて、おしえて 匠のワザ」
今回は「下屋」・「ブランコ」・「バイオトイレ」をDIYします。匠のワザを直接見られる絶好のチャンスです!
<山井忍氏 プロフィール>
「けんちくや山井」代表
栃木市野中町で建築業を営む傍ら、現地で伐採した木材をその場で加工して鳥居を建てたり(秩父の山奥)、木の橋を架けたり(ドイツ)という活動も行っている。
「新築よりもリノベーションが大好き」
<開催地>
栃木県佐野市多田町2677
<開催日時>
全日 8:30受付開始
9:00~16:00(昼食は各自持参)
【下屋・ブランコ】
12月7日(土)/12月8日(日)/ 12月21日(土)/12月22日(日)
【バイオトイレ・ブランコ】
1月25日(土)/ 1月26日(日)/ 2月1日(土)/ 2月2日(日)/ 2月8日(土)/ 2月9日(日) / 2月22日(土) / 2月23日(日)
<参加費>
1日2,000円(学生の方は無料)
※当日、現地でのお支払いとなります。
<服装>
長袖、長ズボン、長靴(推奨)、(雨天の場合雨具)
<保険>
必要に応じ各人で加入をお願いいたします。
<持ち物>
作業しやすい服装、深い長靴、手袋(軍手など)、ゴム手袋、帽子、雨具、着替え、飲み物
※昼食は各自ご用意ください。
*道具をお持ちの方は持参ください。
例):手のこ、なた、など
<宿泊>
現地にてご宿泊をご希望の方は、近隣の「古民家スペース美波.」にお泊りいただけます。(限定10名)
素泊まり3,000円(小学生未満無料)
※当日、現地でのお支払いとなります。
ご希望の場合は1週間前までにお申込みください。但し、相部屋(男女別)になります。
「古民家スペース美波.」について
https://kominkaminami.hp.peraichi.com/home/
住所)栃木県佐野市多田町1665
持ち物:タオル類、パジャマ、歯ブラシなどご持参をお願いします。
<お申し込み・お問い合わせ>
以下のメールアドレスまでご連絡ください。
※お申し込みの際には、下記の情報をご入力ください。
・ご希望の講座名
・お名前(全ての参加者様のお名前)
・人数
・希望日
・当日連絡がつくお電話番号
「奥佐野農泊推進協議会とは」
自然豊かな奥佐野に宿泊し、地元食材を活用した食事や里山での各種体験を楽しんで頂くことを通じて、地域の自然などの維持・改善を目指しています(令和6年度農山漁村振興交付金の支援を得て活動しています)。
今後も新しい情報が入りましたら更新してまいりますので、記事にてご確認をお願いいたします。
皆さまのご参加を、心よりお待ちしております!
2024年
11月
18日
月
【里山スクール講座②】多田の里山を味わおう!with 摘み菜ガーデン主宰 藤井文子氏
<藤井文子(ふじいふみこ)氏 プロフィール>
編集者・薬草コーディネーター。山と溪谷社に勤務し、その後フリーランスに。『野草と暮らす365日』『野草がハーブやスパイスに変わるとき』『おいしい雑草』等々の野草関連書籍の編集を通して、食べられる野草の知識を取得。現在、兵庫県加東市の摘み菜ガーデンを拠点に、淀川・鎌倉・三浦など各地でセミナーを開催中。2019年3月には、NHK Eテレ番組「猫のしっぽカエルの手」に出演し、野草ピザやリゾットなど簡単な野草料理を披露。現在、野草本を数冊企画中。
Enjoy! すてきな野草ライフ♪藤井先生のお話と散策🍀 お昼は摘んだ野草でピザ!!
<開催地>
栃木県佐野市多田町1665
古民家スペース美波.
https://kominkaminami.hp.peraichi.com/home/
<開催日時>
12月10日(火)
8:30受付開始
9:00~9:30 野草についてのお話
~11:00 散策採集 昼食(ピザ)
~15:00 先生のお話と歓談
<参加費>
2,500円
多田町の方・小学生以下は500円
※当日、現地でのお支払いとなります。
<定員>
20名
<お申し込み・お問い合わせ>
以下のメールアドレスまでご連絡ください。
※お申し込みの際には、下記の情報をご入力ください。
・ご希望の講座名
・お名前(全ての参加者様のお名前)
・人数
・当日連絡がつくお電話番号
「奥佐野農泊推進協議会とは」
自然豊かな奥佐野に宿泊し、地元食材を活用した食事や里山での各種体験を楽しんで頂くことを通じて、地域の自然などの維持・改善を目指しています(令和6年度農山漁村振興交付金の支援を得て活動しています)。
今後も新しい情報が入りましたら更新してまいりますので、記事にてご確認をお願いいたします。
皆さまのご参加を、心よりお待ちしております!
2024年
11月
17日
日
【里山スクール講座③】丸岳コモン再生プロジェクト with 生物多様性スペシャリスト 坂田昌子氏
今年も生物多様性の第一人者坂田先生に多田の里山再生をお願いしています。自然が自然でいられる古来からの技術、方法、そして坂田さん考案の工法を学びましょう。
<坂田昌子氏 プロフィール>
国連生物多様性の10年市民ネットワーク代表、CEPAジャパン理事を経て、現在は一般社団法人コモンフォレストジャパン理事、環境NGO虔十の会代表。
生物多様性条約締約国会議や国連持続可能な開発会議「地球サミット」等の国際会議にも参加し、国際会議と市民をつなぐ活動を行う。地元の東京都高尾市の自然保護活動をしつつ、日本各地の講演活動や現地ガイドに招かれ、生物多様性を保全し持続可能な地域づくりに取り組む。
<開催地>
栃木県佐野市多田町2677
<開催日時>
全日 8:30受付開始
⚫︎12月24日(火) 下見(※実際の作業はいたしません)
9:00〜16:00
⚫︎1月9日(木)、10日(金)
9:00〜16:00
⚫︎1月20日(月)、21日(火)
9:00〜16:00
⚫︎3月6日(木)
9:00〜16:00
⚫︎3月17日(月)、18日(火)
9:00〜16:00
<参加費>
1日3,000円(小学生以下無料)
追加で参加される場合は、1日2,000円になります。
※当日、現地でのお支払いとなります。
<服装>
長袖、長ズボン、長靴(推奨)、(雨天の場合雨具)
<持ち物>
水筒、タオル、着替え、軍手(手袋)、手のこ、剪定鋏、手鍬 (農具類貸出可)
※昼食は各自ご用意ください。
<保険>
必要に応じ各人で加入をお願いいたします。
<宿泊>
現地にてご宿泊をご希望の方は、近隣の「古民家スペース美波.」にお泊りいただけます。(限定10名)
素泊まり3,000円(小学生未満無料)
※当日、現地でのお支払いとなります。
ご希望の場合は1週間前までにお申込みください。但し、相部屋(男女別)になります。坂田先生も同施設にご宿泊予定です。
「古民家スペース美波.」について
https://kominkaminami.hp.peraichi.com/home/
住所)栃木県佐野市多田町1665
持ち物:タオル類、パジャマ、歯ブラシなどご持参をお願いします。
<お申し込み・お問い合わせ>
以下のメールアドレスまでご連絡ください。
※お申し込みの際には、下記の情報をご入力ください。
・ご希望の講座名
・お名前(全ての参加者様のお名前)
・人数
・希望日
・当日連絡がつくお電話番号
こちらの講習会は、「SDGsを学ぶ里山クラウドファンディング」のリターンとしてもご用意しております。多田町の里山活動にご支援いただければ幸いです。
「奥佐野農泊推進協議会とは」
自然豊かな奥佐野に宿泊し、地元食材を活用した食事や里山での各種体験を楽しんで頂くことを通じて、地域の自然などの維持・改善を目指しています(令和6年度農山漁村振興交付金の支援を得て活動しています)。
今後も新しい情報が入りましたら更新してまいりますので、記事にてご確認をお願いいたします。
皆さまのご参加を、心よりお待ちしております!
2024年
11月
16日
土
【里山スクール講座④】土に触れよう!有機農業を学ぼう! VEGIMOグループ 野のファーム代表 小林寛利氏
佐野だけでなく、日本各地で有機農法にかかわる事業を展開している小林氏。
「夢は、草も虫も微生物もみんなが必要で支え合っている自然な畑のような、だれもが自然体で、健康で笑顔でいられる世界を作ること」
<小林寛利氏 プロフィール>
豊川生まれ。名古屋の大学に進学、東京の会社に就職後、豊川へUターン独立。
2008年に農業法人を立ち上げ、「ベジモ」を創業。農業・加工・農福連携に取り組む会社を豊川・栃木・広島で経営し、各地のフランチャイズ事業の統括責任者も兼任する。妻と子どもの教育移住地の長野を含め、多拠点で生活。平成25年に佐野市小見町で株式会社野のファームを設立。
<開催地>
「古民家スペース美波.」
https://kominkaminami.hp.peraichi.com/home/
住所)栃木県佐野市多田町1665
<開催日>
・1回目:視察
1月12日(日)10:00〜15:00
・2回目:ジャガイモ植付
2月16日(日)10:00〜15:00
・3回目:葉物もしくは根菜類種まき
3月9日(日) 10:00〜15:00
<スケジュール>
全日9:30受付開始
10時~12時 座学 ベジモの野菜でお昼
13時~15時 現地作業
<参加費>
1日2,000円
多田町の方・小学生以下500円
※当日、現地でのお支払いとなります。
<持ち物>
畑作業もありますので必要な方は、長靴、軍手などをご用意ください。
<お申し込み・お問い合わせ>
以下のメールアドレスまでご連絡ください。
※お申し込みの際には、下記の情報をご入力ください。
・ご希望の講座名
・お名前(全ての参加者様のお名前)
・人数
・希望日
・当日連絡がつくお電話番号
「奥佐野農泊推進協議会とは」
自然豊かな奥佐野に宿泊し、地元食材を活用した食事や里山での各種体験を楽しんで頂くことを通じて、地域の自然などの維持・改善を目指しています(令和6年度農山漁村振興交付金の支援を得て活動しています)。
今後も新しい情報が入りましたら更新してまいりますので、記事にてご確認をお願いいたします。
皆さまのご参加を、心よりお待ちしております!
2024年
11月
15日
金
【里山スクール講座⑥】「いっしょに当事者研究をしてみませんか? ダルク女性ハウス 上岡陽江氏」
<上岡陽江氏 プロフィール>
ダルク女性ハウスコーディネーター、精神保健福祉士、東京大学 先端研 熊谷研究室 研究員
10代から処方薬依存・摂食障害・アルコール依存を経験し、20代半ばで回復プログラムにつながる。1991年に薬物・アルコール依存をもつ女性をサポートするダルク女性ハウスを設立。依存症の母親とその子どものための包括的な支援に注力。当事者への支援に加え、援助職者のための研修、グループワーク、スーパーバイジングなどにも従事。2018年より、東京大学熊谷晉一郎研究室にて協力研究員として、当事者研究事業に参加。2016年4月、国連麻薬特別総会(UNGASS)に政府代表団顧問として参加している。弟の上岡裕とも協力し、ハームリダクション東京の活動を進めている。
「いっしょに当事者研究をしてみませんか? with 上岡陽江氏」
2024年
8月
26日
月
SDGsを学ぶ里山クラウドファンディング
NPO法人エコロジーオンライン(本部:栃木県佐野市 理事長:上岡裕)は、丸岳・里山再生協力会(代表:田中浩唯)と協働して、人から与えられたものではない、自分なりの「解」に辿りつくSDGs体験の場を提供することを目指し、クラウドファンディングを立ち上げることにいたしました。
メガソーラー、カントリークラブ、砕石場などに囲まれた栃木県佐野市多田町は、大都市の建築を支え、再生可能エネルギーを供給し、都会人の憩いの場として、日本の経済成長を支えてきました。そこに小さな里山ビレッジの丸岳地区が存在します。
戦後の復興を支えるべく植えられたスギ・ヒノキの森は手が入ることなく荒れ果て、鹿やイノシシなどの獣害にさらされ、山からの水も枯れ果て、耕す人を失った水田は雑草や低木に覆われていました。
「何とか地域を元気にしたい!」
5年程前、そう思った有志が立ち上がり、バラバラだった森の所有者に声をかけ、森をあつめて下刈りをし、倒木処理や作業道作りなどの整備を始めました。そこから見えて来たのは昔懐かしい里地里山の風景。里山の未来を発掘した瞬間でした。
地球温暖化や生態系の破壊などの問題は、その影響を大きく受ける途上国の人びとや、次世代の子どもたちから希望を奪い続けてきました。そんな反省から持続可能な開発が求められる時代に入っています。
高度成長を支えて来た地域をどう持続可能に変えて行くか。
人間が感情を持つ生命である以上、テクノロジーだけで解決できる問題ではありません。自然とともに歩み、自然のなかに「真善美」を求めた先人たちの知恵もしっかりと学び、地域づくりに生かす必要があります。
本年1月~3月、環境改善をテーマにしたイベントやワークショップで全国各地を駆け回り、地球サミットなど国際会議にも継続的に参加している坂田昌子先生に延べ8日間も足を運んでいただきました。坂田先生に山の地形や特性を読み解いてもらい、生態系豊かな里山を再生していくための先人の知恵に学んだ伝統的手法による沢の手入れを始めました。
自然との関わりを一緒に学び、体験し、実践する場を、皆さんとともにつくっていこうと思います。
<森のSDGsネットワークとエコロジーオンライン>
エコロジーオンラインでは、SDGsの実践的な活動として、日本の森を元気にする事業もしてきました。日本の森の多くを占める人工林は、植林し、育て、伐採して、家や家具などに利用することによって、CO2を固定化するサイクルが理想とされています。私達が出すCO2を、若く元気な森を育てて吸収してもらうのです。そのため、日本の人工林から生まれた木材を多くの方に買って使ってもらうお手伝いをしてきました。
地元「佐野市」では、林業の6次化や里山保全の活動を支援してきました。地域のリーダーたちと連携する里山再生事業においては、土の中の環境に目を向け先人の営みに学んだ自伐型の小さな林業、また生物多様性を守り伝えることやコモン(共有財産)の再生テーマに、新たなプロジェクトが始まっています。
今回のクラファンでは、全国の国産材活用の取り組みとともに、今後のモデルとなる「地域の里山づくり」を多田町の皆さんと、多様な団体や個人の皆様と連携しながら作っていく予定です。
2024年
6月
11日
火
奥佐野・多田の農泊事業に新たな顔!丸太ガレージ小屋が誕生
農泊事業を推進している奥佐野・多田に丸太ガレージ小屋が新しく誕生しました。
丸太は現地の間伐材を使い、地元の大工さんに協力してもらったそうです。
この夏、奥佐野の新しい顔「丸太ガレージ小屋」をどうぞよろしくお願いします!
https://okusano-nouhaku.jimdofree.com
2022年
6月
14日
火
【里山SDGs】企業・団体向け研修事業がスタート!
エコロジーオンラインはこの度、佐野市多田町で活動する丸岳・里山再生協力会と協力して、里山体験をメインにした里山研修事業を始めることにいたしました。
SDGsの考え方をベースに、地域にある里山の現状を学び、持続的に里山を保全をしていくためには何が必要なのかを考えてもらう研修です。
ご希望の方はエコロジーオンラインまでお問い合わせください。