エシカル・コンシューマーたち(環境や社会に配慮した工程・流通で製造された商品を選択する人)は景気低迷に抵抗しており、このご時世にクリーン・エネルギーのマーケットは成長を続けている。
グリーン系産業や環境系産業などにマーケット戦略を提供している、出版および調査会社のEnvironmental Business International社によると、2011年に世界の環境マーケットは4%の成長を見せたが、これは一般GDPの3.9%を超える結果だった。この成長は固形廃棄物処理や水道施設を含む広い範囲を含むことは特記すべきではあるが、それにしてもクリーン・エネルギーは顕著な政治不安や政治的意思の欠落のなかで頑張って持ちこたえているといえよう。
「クリーン・エネルギーと発電」分野は2011年には11%もの成長を示す4番目に大きな分野となり、通常の「インフラ」分野を大きく引き離した成長ぶりだった。よく知られているのはドイツの例で電力発電量の10%以上が再生可能資源による発電だ。
世界が本気で気候変動に取り組むことにしたら一体どうなるだろう? オバマ米大統領の再選は1つのサインだが、オバマ大統領がこの問題に力を入れて実質的なアクションを起こしたらすごいことになるかもしれない。
翻訳サポート/中野よしえ
文/温野まき
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