エコな森の仕事、「馬搬(ばはん)」に注目!

 山で伐り出した木を馬に引かせて運ぶ「馬搬(ばはん)」が注目されている。かつては日本各地で盛んだったが、林業の機械化とともにすたれていった。

 

 現在、馬搬が行われている地域はほとんどないが、岩手県遠野市では、2010年に若い世代が「遠野馬搬振興会」を立ち上げ、技術継承に取り組んで注目を集めている。その一人、岩間敬さんは、「機械が入っていけないような傾斜地でも、人が行くことができれば馬は入っていきます。いまの時代なら馬で機械を運ぶハイブリットも可能。石油を使わずCO2を出さない馬搬はエコロジーで、馬との対話も楽しい。未来に残していきたい伝統技術です」と語る。

 

 イギリスなどヨーロッパでも馬搬(ホースロギング)は盛んで、岩間さんは2011年にはイギリスで開催された「馬搬技術コンテスト・シングル部門」で優勝。今年11月には、スギの間伐材と馬搬を活用して製作したスツール「KURA」も発売された。

 

 12月12日(木)~14(土)に東京ビッグサイトで開催される「エコプロダクツ2013」では、(株)岡村製作所やC.W.ニコル氏らと共に「KURA」のお披露目も兼ね、馬搬を語る催し(12・13日)が開催される。

 

文/温野まき

 

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