親子で読む! 『和食のすべてがわかる本』が発売中

 昨年2013年12月に、アゼルバイジャンで開かれたユネスコ(国連教育科学文化機関)の政府間委員会で、「和食 日本人の伝統的食文化」が「無形文化遺産」に登録された。

 

 もともと、京都の料理人たちの呼びかけで、和食の技の結晶ともいえる高級な「会席料理」をアピールする予定だったが、2011年に韓国の宮中料理が登録を逃したことから、日本全国の郷土料理も含めるかたちで申請し、認められた。ところが実際には、給食で子どもが喜ぶメニューは、1位「カレーライス」、2位「鶏のから揚げ」、3位「ハンバーグ」(2013年10月17日「パルシステム生活協同組合連合会」)というように、和食離れは進んでいる。

 

 そこで、親子で和食を好きになってもらおうと、『和食のすべてがわかる本(全4巻)』(ミネルヴァ書房)が発売された。

 

 同シリーズでは、和食の基本となる「一汁三菜」や、日本各地の和食である「郷土料理」、“おもてなし”の心を表す「会席料理」など、和食の基礎知識とレシピを知ることができる。

 

 季節の素材をバランスよく取り入れる和食は世界に誇る料理だ。日本の食文化を残していくためにも、ぜひ和食を見直してほしい。

 

文/温野まき

 

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