7月9日、デンマークの風力発電施設が同国の電力需要をすべてまかない、ノルウェー、ドイツ、スウェーデンに電気を輸出していたことが明らかになった。
この日はかなりの強風。風車からの電力はデンマーク国民が必要とする電力の116%に達し、電力使用が減る翌朝3時には140%に達したという。
あまった電力の8割はドイツとノルウェイが水力発電に貯めて活用し、残りの2割がスウェーデンに送られた。
デンマークでは国の強力なバックアックもあり、今後も風車の建設が進む。2020年を待たずして全電力の半分を再生可能エネルギーでまかなえるようになるという。世界中で石油産業からの投資引きあげを呼びかける運動が盛んになっているが、デンマークはその優等生として世界を一歩リードしていると言えるだろう。
<参照リンク>
Wind power generates 140% of Denmark's electricity demand
翻訳・文 / 編集部
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