気候変動の被害者たち(12) 自由の女神、モアイ像に迫る危機

世界遺産に迫りくる危機 CC BY-SA 2.0 Sue Waters
世界遺産に迫りくる危機 CC BY-SA 2.0 Sue Waters

先週、世界遺産を担当する国連機関のユネスコが「World Heritage and Tourism in a Changing Climate(気候変動下における世界遺産とツーリズム)」と題する報告書を発表した。

 

この報告書では世界29か国にある31の世界遺産をリストアップし、気温上昇、氷河の融解、海水面の上昇、気候の極端化、干ばつの悪化、山火事の長期化によって危険にさらされているとした。“気候変動は世界中の世界遺産に対する最も大きなリスクになった”のだという。

リストアップされたもののなかには、ニューヨークの自由の女神、モアイ像で有名なイースター島、イギリスのストーンヘンジなど、日本人にもなじみの深い世界遺産も含まれている。

気候変動によって大西洋のハリケーンは、より巨大化し頻繁に訪れることが予想される。すでに自由の女神は2012年、過去最大となったハリケーンサンディに襲われ、自由の女神のあるリバティ・アイランドの75%が水没する体験もしている。

モアイ像のあるイースター島は、夏の雨が少なくなったことと海水面の上昇によって、海岸線の浸食が進み、一部のモアイ像の海水に沈んでしまう危機に瀕している。

日本では知床がリストアップされた。知床はここ数年、地球温暖化のために流氷が減る傾向にあり、生態系のベースを支える植物プランクトンの供給が減ってきた。その結果、生態系に大きな影響が出ると考えられている。

世界遺産はツーリズムを通して地域の雇用と深くつながっている。気候変動による影響はダイレクトに地域経済にダメージを与える。気候変動を自らのものとして考えないと地域を守れない時代になったのだ。

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