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台風19号 EOL事務局被災支援日誌④

10月24日

就労支援センター風の丘の3人が何かお手伝いしたいということだったので、先日やった友人宅の泥詰めを一緒に作業した。

18歳、20歳の青年二人と年齢不詳の歌うまのスタッフ男性は、さすが若さと力があって泥の部分がだいぶ片付いた。

翌日、風の丘の施設長からメールをもらった。

「スタッフは疲れ切って帰ってきましたが(笑)青年二人は人の役に立つということを実感したようで、なんとなく誇らしげな感じで戻ってきました」

友人夫婦からも感謝され、ボランティアの青年たちにも私にもいい時間だった。これもひとつの三方よしだな。

「しかし、土嚢袋を手にする日が来るとは思わなかったね」というのは友人との会話。

まったくである。泥が重いのであまり詰められず、袋はすぐにいっぱいになる。袋のごみも増える。

 

はぁ。。。人間はチマチマ何やってんだろ。と、また自然との規模の違いを前に人間の無力さを思い知らされる。

10月23日

午後に少し時間ができたので友人の倉庫へ。

割れなかったビン商品を泥まみれの段ボールから取り出して拭き取りの作業。

「あの濁流の中、よく割れなかったねー」と語り掛ける。酒類だから尚更思いが強いのかもしれない(笑)

東京のレストランなど、スリランカ関係のお仲間さんたちが買い取ってくれるそうである。持つべきは本当の仲間ですね。

ちょっと泥が付いたスリランカの国旗が広げられていた。がんばれ!がんばろ!

10月21日

友人の家の畑と庭一面に残った泥を土嚢袋に詰める作業。昨日の天気でほどよく固まり、チョコレートムースのようになった塊をうまく袋に入れる。友人夫婦はまだ50代なので自力で少しずつ処理しているが、老夫婦だったら畑も庭も放置してしまうほどの被害だ。

数時間だったが、友人とバカな話で笑いながら作業すると割と効率がいいようだ。

ご主人も「女の人はしゃべりながら手を動かすから凄いよなぁ。男は話し出すと動きを止めてずっと話し込むから」

確かにそうかも!と友人と笑う。

通常、作業をしながら話すのは同じ会社などで一緒に働く人に限られるが、被災の作業は非日常。

被災者は毎日大変で、少しの手伝いでも感謝してくれるが、こちらもいろいろ教えてもらえて有難い。

 

また明日は雨。また泥が溶けるなぁ。

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