電力不足から実施されてきた自動販売機の節電がこの冬も行われる。日本コカ・コーラと、製品の製造・販売を行うボトラー社や関連会社などからなるコカ・コーラシステムは、コンプレッサー機能の停止による自動販売機の節電などの省エネ対策を12月中旬から来年3月までをめどに行う方針を明らかにした。また、伊藤園も屋内自動販売機の24時間消灯の継続とLED照明搭載機以外の屋外販売機の蛍光灯の本数を減らす方針を決定した。
そのあり方に関して賛否両論ある自動販売機だが、実は2005年度から2010年度にかけて缶・ボトル自販機1台あたり約37%の節電を達成している省エネ対策の優等生なのである。今後も製品の加熱に排熱を活用するヒートポンプ式自動販売機の普及やLED照明の採用など、さらなる省エネ展開が計画されている。
ちょっとした休憩や勉強の合間に暖かい缶コーヒーやお茶がほしい、これからの季節。必要なときに手軽に購入できる自動販売機は、省エネ型のライフスタイルとの両立を目指すため、日々、省エネ技術の開発が行われているのだ。
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