チョコレートのキットカットがUTZ認証ラベルを取得

 世界中でチョコレートを楽しむ人が増え、チョコレートの原材料となるカカオ豆はますます必要とされている。一方、カカオ生産国の農園では、カカオの木が老木になったり、木が病気になって枯れるなど、高品質のカカオ豆が十分に収穫できない問題が起きている。

 

 そこで、ネスレは、2009年より「ネスレ カカオプラン」を開始。世界のカカオ豆生産地の農家と家族、地域社会のために、よい未来を創出し、おいしいチョコレートを世界中に届けることを目的としている。

 

 ネスレ日本株式会社も2009年からカカオ支援プランを展開しており、今年3月10日にはチョコレート「キットカット」にUTZ認証ラベルを導入した。UTZ認証ラベルは、将来にわたって続けることができる農業のための国際的な認証プログラム。環境保護を考えた農業技術と農園の管理、働くひとの安全と健康、子どもの労働をなくすことなどさまざまな基準を設けていて、そのすべてが満たされて初めて認められる。

 

 まずはネスレ日本が生産する「キットカット」最大の販売量をほこる「キットカット ミニ14枚」からUTZ認証ラベルをスタートし、2015年には100%の認証を目指す。

 

文/温野まき

 

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