【発電部】「横浜南部市場まつり2014」を終えて

南部市場写真
南部市場最後のおまつりにかけつけたたくさんの方たち

一年に一度「市民への感謝」として開催してきた「横浜南部市場まつり」。このイベントは20年以上の歴史がありますが残念ながら今年が最後の開催となりました。

 

私の会社で「うなぎの蒲焼」や「うな重」の特売などをしたこともありましたが、「安売り」だけの「まつり」に疑問を感じ始めていました。「これだけの消費者がいるのにを明日に繋げられない。何か考えなくては」との思いで、7~8年ほど前からは「食育発信の機会にしよう!」と、いろいろなチャレンジを続けてきました。

「おさかな君ショー」や「食育インストラクターによるトークショー」「魚の三枚おろし体験コーナー」「生きた魚に触れる事が出来るタッチチプール」など、いろんな挑戦をしてみました。しかし、すぐに結果が出ない事もあり、関係者の理解が得られず、どれも続くことはありませんでした。

 

そこで思いついたのが「食育に関する映画上映会」です。この日だけは普段では使えない横浜市の施設を無料で利用できるのが大きな理由です。

 

「何故魚離れが進むのか。どうすれば止められるのか」を考えた結果たどり着いた企画でした。

トークセッションにEOL上岡も参加!
トークセッションにEOL上岡も参加!

一昨年は「フード・インク」、昨年は「世界が食べられ何くなる日(中止)」。そして今年の「FORKS OVER KNIVESー命を救う食卓革命」。しかし・・・。

 

自分の住む世界からちょっと遠く感じる課題に一般のみなさんの興味を引きつける事の難しさを今年も実感。お祭り目当てに来場する方に「食育」の話は無理があるのか、入場者の少なさに悔しい思いをしました。ただ、集客は残念な結果でしたが、何故か満足してます。それでも映画を見に来てくれる方がいてくれて、感謝の言葉を頂けて、またまた開催したくなってしまうからかもしれません。

 

「安くて美味しいもの代好き」な消費者を「少し高くても体と環境に良いものを選ぶ」消費者に変えるための努力を今後とも続けて行かなければと強く感じた一日でした。

 

今後は「発信する新しい市場」を目指したいと思います。楽しみながら体験でき、環境にも健康にも役立つ市場を!

 

エコロジーオンラインの仲間のみなさん、これからもよろしくお願いいたします。

 

寄稿 / ナノ発電所ネットワーク横浜 瀧澤博

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