2016年

5月

25日

自然の道を歩こう 出かけよう、山歩き

出かけよう、山歩き

 

山歩きでは、背中に荷物をしょって、何時間も歩くことになりますから、ふだん街中を歩く時とちょっと違った歩き方をしないとバテてしまいます。そのためのちょっとしたコツやマナーを紹介しましょう。覚えておくと山歩きの楽しさもグンと広がりますよ。

スタートする前の心がけ

 

山歩きの途中で水飲み場やトイレを探すのはひと苦労ですし、しょっちゅう止まっていたのではペースもくずれてしまいます。歩き出す前に、トイレや水の用意をすませておくこと。歩き出すと体があたたまるので、服装はちょっと涼しいくらいのかっこうで。また、くつ下がずれているとくつズレの原因にもなるのでしっかりはきましょう。ウォーミングアップとして軽い体操をしておくことも忘れずに。

 

歩き方のテクニック

 

山の中では、街中を歩くよりも少しゆっくりめのペースで歩いたほうが安全だし疲れません。登りの時は、前かがみになって、足の裏全体で土をふみしめるようにして歩きます。下りは楽なので、ついペースが上がってしまいますが、歩はばをせまく出し、ひざを曲げてショックを吸収する感覚でペースをおさえながら。勢いにまかせて走り出したりするのはたいへん危険です。疲れがたまる下りのほうが、けがをしやすいので特に気をつけましょう。

 

ヘビやハチの害に会わないために

沼地や湿ったやぶなどにはヘビがいることもありますから、わざと足音を立てて歩くといいでしょう。ヘビだって人間には会いたくないもの。人間がここにいるよという合図を送るのです。それでもヘビに出会ってしまったら、いたずらをせずに素早く遠ざかりましょう。また、ハチの中でもスズメバチは特に危険。首にバンダナなどをまいておくと被害を防ぐのに役立つでしょう。

じょうずな休けいのとり方

 

休けいは、30~40分ごとに10分くらいずつとると疲れがたまりにくいもの。石や倒木などがある日陰で腰をおろして休みましょう。歩き始め20分後くらいにまず最初の休みをとって、急に動かした体をいったん落ち着かせます。休けいの時に、軽くおやつを食べ、水分を補給しましょう。もちろん、食べすぎ、飲みすぎは禁物ですよ。

 

地図を活用しよう

 

山の中では、よく似た風景が続くことが多いもの。分れ道や山小屋など、地図上のポイントを通過するごとに、現在地をこまめにチェックするくせをつけるとよいでしょう。目的地の方向を探すには、コンパスを利用して、実際の北の方角と地図の北を合わせて、実際の地形と地図を同じ向きにして重ね、地図上の目的地の先に向いて立つと、実際の目的地が正面にきます。自分の位置をつねに確認することが道に迷わない秘けつです。

 

腕時計とマッチで方角がわかる

 

コンパスがない時でも、腕時計とマッチ棒を使って方角を割り出すことができます。(1)水平に持った時計の中心にマッチ棒を置く。(2)マッチ棒の影と時計の短針が一直線になるように時計を回す。(3)時計とマッチ棒の元を動かさずに、短針と12時の中間に向けてマッチ棒をたおした方角が南になる。

山には山のマナー

 

山歩きの際にもマナーはあります。たとえば、人とすれ違う時は軽くあいさつをかわすこと。これは、情報交換のきっかけにもなりますね。何しろ、すれ違う人は、自分たちがこれから行く先のことをよく知っているわけですから、道のようすなどを聞いてみるのも手です。また、人が一人しか通れないようなせまい道では、登りの人に道をゆずってあげること。これは、下り手よりも登り手のほうが疲れている場合が多いので気づかってあげるというやさしさから生まれたマナーです。お互いのちょっとした思いやりが大切ですね。

 

雨が降り出してしまったら

 

雲行きがあやしくなってきたら、雨具をすぐ取り出せるところへ移しておきましょう。万一、降り出してきた時は、先へ進むか、後戻りするかを考えます(大人の判断をあおぎましょう)。雨具を着ると暑くなることが多いので、上着を一枚脱いでから着ると快適。フードをかぶると視界がせまくなり、人の声も聞こえにくくなりますから、標識などには特に注意が必要です。また、ぬれた土や木の根はすべりやすいので要注意。歩きやすい足場を選んで進みましょう。

 

楽しい思い出を持ち帰ろう

 

せっかく自然を相手に遊べる機会。野鳥や植物の観察はもちろん、写真を撮ったり、スケッチをしたり、水遊び、木登り、石積みなど思い切り楽しむ時間をつくりましょう。また、山歩きは夏休みの自由研究のテーマを見つけるチャンスでもありますよ。


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