
数百万人が飲むアメリカの水道水に安全と言えないレベルの化学物質が含まれていることがわかってきた。
含まれていたのは有機フッ素化合物のPFAS類。高コレステロール、肥満、ホルモンの抑制、ガンとも関係がある化学物質だ。
PFAS類は60年ほど前から使われ始め、自然界での劣化が遅いこともあり、有用な化学物質として活用されてきた。ピザの箱、ポップコーン袋などの包装材、布、調理器具、消火器の素材などとして使われてきた。
多くの場で使われたためにその成分が空気や、ハウスダスト、食品、土壌、大地や地表にある水などに漏れ出し、たまたま水道水を汚染する結果となってしまった。
この化学物質の問題はカラダからの排出に時間がかかること。他の物質は数時間で排泄されるのに対し、その半分が排出されるのに3年半の時間がかかってしまう。そのため、少ない量の摂取であっても、蓄積が進んでしまうのだ。
最新の研究によれば、1,650万人におよぶ人が飲んでいるアメリカの水道水に6種類のPFAS類のいずれかが含まれ、米環境保護局の基準と同等か、それを越える量に達していたという。
PFAS類についてはすでに大手企業などによる対策は始まっているが、まだすべての生産が終了したわけではない。研究者たちは必要のある時以外、この物質を使わない社会づくりが必要だと訴えている。
<参照リンク>
Study: Public water
supply is unsafe for millions of Americans
翻訳・文 / ソーシャルエコロジー研究所
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