2016年

9月

21日

アフリカの動物は私たちが守る! 立ち上がった米退役軍人たち

密猟者から没収された象牙 こうして多くの動物の命が奪われている ENOUGH Project CC BY-NC-ND 2.0
密猟者から没収された象牙 こうして多くの動物の命が奪われている ENOUGH Project CC BY-NC-ND 2.0

アフリカで密猟されるゾウやサイの被害が後を絶たない。

その地域の武装勢力が武器を手に入れるお金欲しさに密猟を繰りかえす。そのために年間25,000頭のゾウが犠牲になっているとも言われる。

犠牲になっているのは動物だけではない。昨年、密猟者たちによって殺害されたレンジャーは107人。相手が武装しているために密猟対策にも大きな危険がともなう。

武装した密猟者たちによって、ゾウやサイは絶滅してしまうかもしれない。しかし、それを止めるのも命がけだ。

そんな事態に対して立ち上がった男がいた。アメリカ海兵隊を退役した軍人ライアン・テートだ。9.11後、愛国心に駆られた多くの若者たちがアメリカ軍に入隊した。彼もその一人だった。中東地域で戦った勇者であるはずの彼らだが、退役後の当たり前の暮らしに慣れず、仕事に就くことができないものも多い。

そんな彼らの力をアフリカで行われている密猟を防ぐために使ったらどうだろう、そう考えたのがライアンだった。そうすればアフリカの動物と退役軍人たちの暮らしの両方を守ることにもつながる。

彼らは今後、自分たちの兵役体験を生かして、アフリカのレンジャーたちへ密猟者対策を指導し、逮捕した武装グループメンバーの社会復帰や農業などによる雇用確保に着手するという。

日本でも地震や津波で被災した地域に自衛隊が送り込まれたくさんの人の命を救ってきた。こうしてアメリカ兵たちが軍を離れ、紛争地域にある自然を守り、紛争の原因の一つとなる貧困をなくす活動を始めた。

人を命を奪う軍隊から、人や自然の命を守る軍隊へ。彼らの活動がどう成長していくのか。楽しみでならない。

<参照リンク>
VETERANS EMPOWERED TO PROTECT AFRICAN WILDLIFE

翻訳・文 / ソーシャルエコロジー研究所

南アフリカのパークレンジャーに密猟対策の講義をするVETPAWの退役軍人たち。

www.eco-online.org Blog Feed

がんばれ!地球マン その115 マダガスカル編 (月, 27 2月 2017)
>> 続きを読む

世界銀行によるクリーンエネルギー通信簿 トップはデンマーク、さて日本は? (月, 27 2月 2017)
>> 続きを読む

ソーラーパワートラックが「さのまるの日」イベントに出演 佐野市の温暖化防止を応援! (金, 24 2月 2017)
>> 続きを読む

2016年、ヨーロッパで開発された電気は9割が自然エネルギーに! (水, 22 2月 2017)
>> 続きを読む

EOL主催!親子環境体験教室 in 宮城 (日, 19 2月 2017)
>> 続きを読む

大気汚染が女性たちの認知症を加速!? 米大学が研究を発表 (土, 18 2月 2017)
>> 続きを読む

自然エネルギーは美しく進化する! ハチドリのような風車が誕生 (水, 15 2月 2017)
>> 続きを読む

2020年、太陽光発電と電気自動車によって化石燃料はピークを迎える! (金, 10 2月 2017)
>> 続きを読む

食品廃棄物をアプリで減らせ! 世界各国の取り組み (水, 08 2月 2017)
>> 続きを読む

温暖化の影響で近海魚に水銀汚染が進む!? (水, 01 2月 2017)
>> 続きを読む

«一つ前のページへ戻る