
世界的に対策の必要性が叫ばれている気候変動問題の先行きにわずかな光がさしている。国連気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第1作業部会が8月9日に発表した第6次評価報告書の第1弾は温暖化に警鐘を鳴らす一方、各国による温室効果ガス排出量削減が進んで地球温暖化を克服するシナリオも提示。また、人類の活動と大雨などとの関連は不明とし、災害拡大の恐怖を過剰にあおる立場とも距離をとる。気候変動問題に対応する際には、科学的な分析を冷静に考慮した現実的な方策が求められそうだ。
日本の農水省に当たる中国農業農村部などが山東省済南市で開いていた国際食品ロス削減大会が11日、閉幕した。新型コロナウイルス禍と国際紛争、気候変動という三大課題に世界が直面し、食料生産が前例のない危機に立たされている実態を共有。市民の意識啓発など10項目を盛り込んだ「済南イニシアチブ」を採択した。
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