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オーストラリアの山火事がコアラ・クワッカワラビーを襲う!

2020年1月、オーストラリアでの大規模な森林火災による影響で、10億を超える生命が失われたと推測されている。

 

さらに火災後も豪雨により一部地域は洪水になるなど、度重なる異常気象により絶滅する種が出てくる可能性もあるという。

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思わず2度見する?!摩訶不思議な鼻「サイガ」 (火, 19 9月 2023)
サイガ / Saiga みなさん、この特徴的な鼻を持った動物を見たことはありますか?   この動物は、「サイガ」と言う動物です。   映画「スターウォーズ」から飛び出してきた!と言われているくらい独特な鼻を持っていますが、知名度は全世界的にあまり高くありません。   サイガはマンモスがいる時代から生き抜いてきた動物ですが、実は何度も絶滅の危機にあっています。 サイガってどんな動物? カザフスタン、ロシア、ウズベキスタン、モンゴルなどの「ステップ」と呼ばれる乾燥した草原に生息し、草やコケなどを食べる草食動物です。   以前はイギリスやヨーロッパ、アメリカのアラスカなど、もっと広い範囲に生息していましたが、乱獲などにより絶滅してしまいました。   夏は茶色い短い毛に覆われていますが、厳しい寒さの冬になると灰色っぽい長めの毛になります。 長さ20cm〜40cmほどの角は、オスのみに生えています。 この角を使い、メスを争って他のオスと戦います。 驚異的なスタミナ! サイガは季節ごとに移動しながら暮らしています。 普段は30~40頭の群れで行動しますが、多い時で何千頭もの大規模な群れをつくることがあります。 厳しい冬を避けるために、1日に80〜120kmほど移動することもあるそう。   サイガは、オオカミなどの天敵から逃げるスピードもスタミナも持っており、最大速度80kmほどで走ることができます。 ちなみに、時速80kmはライオンの走る速さと同じくらいです。早いですね。 走ることが得意なため、サイガにとっては障害物のないステップのような場所が暮らしやすいのかもしれませんね。 フシギな鼻の形の秘密 サイガの鼻は、なぜこのような形をしているのでしょうか?   その理由は、サイガが棲んでいるところに関係しています。 サイガは乾燥したステップに大きな群れで生息しているため、一斉に走り回ったり移動したりするときに、大量に砂ぼこりが舞ってしまいます。 想像するだけでも苦しいですが、もし私たち人間がそんな大量の砂ぼこりを吸ってしまったら、体を悪くしてしまいますよね。しかし、サイガはこの「鼻」を持っているから、大丈夫なのです。       もし砂ぼこりを吸い込んでしまっても、鼻の内部にある大きな空間で、吸い込んだ砂ぼこりをろ過し、綺麗な空気を肺に取り込むことができます。   それだけでなく、鼻の大きな表面積で、夏は暑い空気を冷やし、厳しい寒さになる冬には空気を暖めることもできます。   また、鼻から発する声でコミュニケーションを取ったり、オスがメスにアピールする時にも役に立つと考えられています。     ここで、筆者が厳選したクセになるサイガの鼻動画をご紹介します。 2:33〜 鼻のプルプル音。  54秒〜 ブルンブルンの柔らかい鼻。 サイガの鳴き声。 筆者はだんだん「ウメェ〜」と言っているように聴こえてきてしまっています。 サイガはなぜ絶滅危惧種になってしまったの? サイガは現在、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで最も絶滅の恐れが高い近絶滅種(critically endangered)に指定されています。   サイガが減少してしまった原因は、食用としての狩猟、角を目的とした密猟、柵や国境フェンスなどの障害物への追突などがあります。 特に、サイガの角を粉末状にしたものは「羚羊角(れいようかく)」と呼ばれ、解熱などに効く漢方薬として重宝されています。 角を目的にオスが乱獲されてしまうと、メスに対するオスの数が足りない状態が続き、出生率も低くなってしまいます。     さらに2015年春には、カザフスタンのサイガが謎の病により大量死してしまいました。   研究の結果、死因はパスツレラ・ムルトシダ(Pasteurella multocida)という細菌の繁殖だったことが明らかになりました。 パスツレラ菌は、サイガが生まれた時から持っている菌であるとされ、血中に入らない限り、通常は無害なもののようですが、気候変動により、今までにない高温多湿の気候が続いたことで、細菌が異常に増殖し、サイガの体がそれに抵抗しきれなくなり、死んでしまったのではないかと言われています。   パスツレラ菌により、全世界の生息数の半分以上にあたる20万頭以上のサイガがいなくなってしまいました。 これにより、また絶滅へと一歩近づいてしまったかに思われましたが、サイガのメスは、生まれてから一年後には子供を産めるようになり、しかも、一度に1〜3頭を産むことができます。10年生きると20頭もの子どもを産むことができると言われているほどの高い繁殖力によって、サイガは絶滅を回避することができました。   それに加えて、サイガ保護同盟(Saiaga Conservation Alliance, SCA)や現地の動物園などが、教員研修ワークショップを開催し、サイガと彼らが生息する環境の大切さを子どもたちや地元住民に教えるなど、積極的な保護活動を続けています。   サイガの優れた繁殖力と、そうした保護団体の活動により生息数はゆるやかに回復しており、2021年にはカザフスタンで80万頭を超えるサイガが確認されています。   エコロジーオンラインのショート動画「きこきき」では、今、世界で起きている気候変動について解説しています。ご興味がありましたら覗いてみてくださいね。 コピー・イラスト / kawe
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生き物の宝庫マダガスカルと個性を極めしカメレオン (Sat, 15 Jul 2023)
マダガスカル共和国という国を知っていますか? マダガスカルと言えば、映画「マダガスカル」が有名ですが、「まだ助かる」というフレーズが浮かんでくる方もいるかもしれませんね。   マダガスカル島は、日本の約1.6倍の面積をもつ、世界で4番目に大きな島です。 世界最大のバニラの生産国でもあり、日本のバニラの総輸入量の約90%がマダガスカル産です。マダガスカルのバニラを食べたことがある方も多いのではないでしょうか。 驚くことに、マダガスカルで見られる全動植物種の80%以上が固有種(マダガスカルにしか棲んでいない動物)です。   なぜマダガスカルには固有種がこんなにも多いのでしょうか? その答えは、マダガスカル島の誕生に深く関係しています。 マダガスカル島ってどんなところ? マダガスカル島は、8800万年前に他の大陸から分離してできた島です。 この分離した時から、島に生息する動植物は他から独立した環境で過ごすこととなり、彼らは独自の進化を遂げていきます。 その結果、マダガスカルは地球上の他の場所では見られないような特徴を持った動植物が数多く生息する自然の楽園になったのです。 しかし、そんなマダガスカルも大きな問題を抱えています。 マダガスカルでは国民の約79%が1日1.9ドル(今の日本円で約259円)以下で生活する、世界で最も貧しい国の一つです。   人口は、現在確認できているだけでも約2900万人。 そして、マダガスカル人のほとんどは農民です。 人口は年々増えており、常に新しい農地が必要とされるため、人々は森林を燃やすことで農地を手に入れます。 そうして焼畑農業・森林伐採などが進んだ結果、マダガスカルの森林面積はどんどん減り続け、もともとあった自然の90パーセントが失われてしまったと言われています。 もしこのまま自然が減り続けてしまったら、動植物たちの居場所がなくなってしまいます。   この問題を解決するため、マダガスカル島の至るところには自然保護区や国立公園がつくられ、野生動物を保護する活動が積極的に進められています。 国立公園は、観光地としても人気です。 もしマダガスカルに行く機会があったらぜひ行ってみてくださいね。 今回はそんなマダガスカルに棲む絶滅危惧種のカメレオンを2匹ご紹介します。 現在、世界中で発見されているカメレオンはおよそ200種類ですが、その半数近くがマダガスカルに生息していると言われていることから、マダガスカルは「カメレオンの楽園」、「カメレオンの聖地」とも呼ばれています。   カメレオンはペットとしての人気も高く、多くのカメレオンが現地で捕獲され、違法に取引されていることが大きな問題になっています。 個性を極めたカメレオンたち まるで天狗のような特徴的な角を持つラボードカメレオンは、四足動物の中で一番寿命が短いと言われています。 卵がふ化してからその命を終えるまで、その一生はなんと4〜5ヶ月。 なんて短いんだ…。   ラボードカメレオンは、乾季と呼ばれる雨が降らない時期(約7〜9ヶ月間)の過ごし方が、他のカメレオンと違います。 多くのカメレオンにとって乾季は食べるものも少なく、暑さや乾燥などが生きるには厳しい環境であるため、眠って休む「夏眠」というものをします。 これに対しラボードカメレオンはずっと卵の中で過ごすのが特徴です。   そうして長い乾季が終わり、 11月頃の雨季(雨が降る時期)にふ化し、 3月頃に卵を産み、 4月頃に再び乾季になると死んでしまいます。   外の世界で生きている時間よりも卵の中にいる時間の方が長いというのも面白いですね。 このような生き方は、厳しい乾季をどうにかしのいで子孫を残すための彼らなりの生き抜く術なのかもしれません。 もう1匹、マダガスカルには驚きのカメレオンがいます。 その名も「ナノヒメカメレオン(ナナヒメカメレオン)」。   なんとこのカメレオン、発見されたオスの頭から胴までの長さがわずか13.5ミリメートル。尾まで含めると21.6ミリメートルです。 爪に乗ってしまうくらいの小ささです。 下の動画を見ながら、自分の爪でも想像してみてください。 ↓2:04:50あたりから登場します。 ガイドの方の生き物への愛を感じますね。 ナノヒメカメレオンは世界最小の爬虫(はちゅう)類である可能性があり、絶滅の危険が高い近絶滅種(critically endangered)にまもなく指定されると予想されています。 マダガスカル島には個性あふれる生き物が多く棲んでいますが、未知の動物もまだまだいるのではないでしょうか。ナノヒメカメレオンより小さいカメレオンもいるかもしれませんね。   エコロジーオンラインは、マダガスカルの人々、自然、そしてこの島に生きる生き物たちを守るためにも、マダガスカルへの支援を継続していきます。 コピー・イラスト / kawe
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ダーウィンが発見!キツネじゃないキツネ / ダーウィンギツネ (Thu, 08 Dec 2022)
ダーウィンギツネ / Darwin's fox ダーウィンギツネの特徴 ダーウィンギツネは、その名の通り「チャールズ・ダーウィン」によって1834年に発見され、名付けられました。 チリにだけ住んでいる、チリの固有種です。   ふさふさのしっぽと、三角形の大きな耳を持っています。 体の大きさは約53cm、尻尾は約22cmとかなり小柄で、オスもメスも体の大きさはあまり変わらないようです。 足は短いので、胴の長さが実際より長く見えるんだとか。 ダーウィンギツネはキツネじゃない?! 実は、ダーウィンギツネは本物のキツネではありません。   ダーウィンギツネは、アカギツネやホッキョクギツネなどが属するキツネ属ではなく、スジオイヌ属に属しています。 スジオイヌ属は、オオカミやジャッカルに近い種です。   ダーウィンは、彼らを発見した時に自分の名前をとって「ダーウィンギツネ」と命名しましたが、後に研究をした結果、キツネではないと分かったという話があります。 それでも、ダーウィンが「キツネ」と言うのなら、オオカミだろうと「キツネ」なのです。   ↓ダーウィンギツネの鳴き声は、こんな感じです。(※びっくり注意) 少し犬の鳴き声にも似ているかもしれませんね。 ダーウィンギツネの生態 ダーウィンギツネは雑食で、昆虫やナッツ、フルーツや腐っている肉まで、消化できるものならなんでも食べます。   そして好奇心が強く、人間を恐れません。   ↓こんな風にカメラマンがいても、あまり気にしていない様子です。 ダーウィンギツネは基本単独で行動し、自分たちの縄張りを守ったりもしません。 オスもメスも、生活範囲に他のキツネがいても何も気にしないようです。 ピューマや猛禽(もうきん)類などの天敵がいない限り、住んでいる地域では食物連鎖の頂点に立ちます。 なぜ絶滅危惧種になってしまったの? 彼らが絶滅危惧種になってしまった原因としては、 光沢のある上質な毛皮を目的として狩られてしまうこと 伝染病にかかって死亡してしまうこと さらにはその伝染病を家畜にうつされることを恐れた農家などによって撃たれてしまうこと などによるものだと考えられています。   チリでは、ダーウィンギツネを守るために生活環境を整えたり、ワクチンを打つなどの保護活動が進められています。   2021年には、639匹の大人のダーウィンギツネが確認されています。保護活動により今のところ数は安定しているようですが、いまだに絶滅の危機にさらされています。 コピー・イラスト / kawe
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謎多きピンク色の捕食者 -アマゾンカワイルカ- (Tue, 08 Nov 2022)
アマゾンカワイルカ / Amazon river dolphin みなさんは、ピンク色のイルカを見たことがありますか? ファンタジーの世界のような話ですが、世界にはピンクイルカのようなおもしろい生き物がたくさん存在しています。   今回取り上げるのは、「アマゾンカワイルカ」。別名ピンクイルカとも呼ばれています。 彼らはピンク色や淡いブルー、灰色の体をしています。 アマゾンカワイルカは、主に南アメリカのアマゾン川周辺に住んでいます。 海に住むイルカもいれば、川に住むイルカもいるようです。   カワイルカは他にも数種類いますが、それらはまとめて「Boto」とも呼ばれています。 アマゾンカワイルカはその中でも一番大きな体を持ちます。   障害物もへっちゃら!アマゾンカワイルカの特徴 アマゾンでは、雨季に森が水に浸かってしまう「浸水林」と呼ばれる現象が起きます。 なんとこの時期は、水位がいつもより約12メートル上がることも!   アマゾンカワイルカの背びれは、そんな浸水林となったアマゾン川の中でも引っかからずに泳げるように、こぶのように退化したんだとか。 さらに、隙間に隠れた獲物も、長い口先で器用に捕まえることができます。   出っぱっているおでこの脂肪は、「メロン」と呼ばれています。可愛いですね。 なんで体がピンク色なの? 子どものころはだいたい灰色や青色のような色をしていますが、大人になるにつれ、だんだんピンク色に近づいていきます。 一般的に歳をとったオスは、よりピンク色になると言われています。     ピンク色の動物といえば、フラミンゴを思いつく方が多いかと思います。 フラミンゴは食べる物によって体がピンク色になりますが、アマゾンカワイルカはそうではありません。 彼らはメスをめぐって他のイルカと争ったり、体が岩や植物にこすれたりすることによって、体がピンク色になります。そのため、体の表面には基本的に傷がついています。 皮膚の色素が弱く、毛細血管がすけて見えるため、ピンク色をしているイルカもいるようです。 濁った水の中も自由自在に泳げるヒミツ ↓濁っているアマゾン川の中を泳ぐアマゾンカワイルカ かなり濁った水の中も、平気で泳いでいますね。   川の中には、岩や植物などの障害物がたくさんありますが、かなり濁っているため、実は目はあまり役に立ちません。 そのため、アマゾンカワイルカの目は小さく退化し、視力も良くはありません。   そこで、彼らは目で見る代わりに「エコーロケーション」を使います。 エコーロケーションは、クジラやコウモリ、鳥など1000種以上の動物が使っています。   アマゾンカワイルカの場合、頭にある “メロン” から出した超音波の反響によって、魚やモノの距離や位置、大きさなどが分かります。   常に自分の身の回りの状況を把握するため、一秒間に約80回、クリックスと呼ばれる音を出します。そうすることで、複雑な川の中の情報も分かるのです。 ↓1:14ごろ〜 エコーロケーションの時に出すのはこんな音。 海のイルカとどう違うの? アマゾンカワイルカは川という環境に適応するため、海に住むイルカとは少し違う進化を遂げました。 海に住むイルカは速さに、川に住むイルカは機敏性に特化した体を持っているのだそう。   海に住むイルカは、早く泳げるように弓のような体の形をしています。 そして首にある椎骨(ついこつ)と呼ばれる骨がくっ付いているため、首をあまり動かすことができません。   それに比べて川に住むイルカは、椎骨がくっ付いていないため、首をかなりいろいろな方向に動かすことができます。上の動画でも、首をあちこちに動かしていますね。   泳ぎの速さは、海に住むイルカよりのんびりですが、体がとても柔らかく機動性もあるので、浅いところから狭いところまで、障害がたくさんある川の中も自由自在に泳ぐことができます。   アマゾンカワイルカは毎日、自分の体の約5%分の食べ物を食べます。 アマゾン川には、ピラニアやカニ、カメなど様々な生き物が泳いでいます。 ここでの食物連鎖の頂点であるアマゾンカワイルカにとっては、まさに食べ物の宝庫です。 サメなどの天敵もいないため、海よりも暮らしやすいと言うイルカもいるとかいないとか・・・  謎だらけのアマゾンカワイルカ 少しずつ生態がわかってきたものの、これらはほんの一部にしか過ぎません。 彼らの住むアマゾン川はとても濁っているため、水中の調査をすることが困難です。そのため、アマゾンカワイルカについてはまだまだわからないことばかり。   漁船の網に絡まって死亡してしまったり、工場や生活排水による川の汚染、ダム建設により住む場所を奪われたりするなど様々な要因でアマゾンカワイルカの数は減り、絶滅の危機にあります。   彼らを保護するために、今も多くの研究者たちが謎を解明しようと奮闘しています。     2023年10月 100匹以上が大量死 2023年10月には、アマゾン川に棲むアマゾンカワイルカが100匹以上も死んでしまうというニュースが報じられています。 気候変動による干ばつで、川の水位が下がり、水温が通常より10度も高い39度にまで上昇していたようです。 私たち人間が入るお風呂と同じくらいの高温の水の中で生きるのは、イルカたちにとっては相当厳しいのではないでしょうか。詳しい死因については未だ解明中のようですが。。   近年、気候変動のニュースを目にすることが多くなってきました。人間だけではなく、多くの動物たちにも甚大な影響が出ていると感じます。     ピンクイルカのグッズはSUZURIにて販売中! コピー・イラスト / kawe
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ペット人気が高いカワウソも絶滅危惧種!?第二のニホンカワウソを生まないために (Thu, 11 Aug 2022)
ユーラシアカワウソ / Eurasian Otter ユーラシアカワウソは、食肉目イタチ科カワウソ属に分類されます。 カワウソ属は世界に13種類おり、彼らはそれぞれに生息する地域や環境に合わせて独自の進化をしてきました。 その中で最も広い生息域を持つのがユーラシアカワウソです。   ↓世界ではこんな野生のユーラシアカワウソが見られることも。   カワウソ属には、人気の高いコツメカワウソや、意外なことにラッコも属しています。 水族館などでもよく見るため身近な存在に感じますが、実はどちらも絶滅危惧種に指定されています。   かつて日本には、特別天然記念物にも指定されたニホンカワウソがいました。 ニホンカワウソは上質な毛皮を目的とした乱獲、森林伐採による環境破壊、河川の開発・工事による獲物の減少、農業や生活・工業排水による水質汚染、そして害獣として駆除されたことなどにより、 1979年8月に高知で撮影された個体を最後に、1980年代に絶滅してしまったと考えられています。   ↓アクアマリンふくしまに展示されている最後のニホンカワウソの姿 アクアマリンふくしまより アクアマリンふくしまより ユーラシアカワウソは、コツメカワウソよりも一回り以上大きな体をしています。 平たい体と尾、そして手足の指の間に水掻きを持っています。 これらの特徴のように水の抵抗を受けにくい身体を持っているため泳ぎが大の得意で、目にも止まらぬ速さで泳ぐことができます。もし水族館などで遭遇したら、泳ぎに注目してみてください。 アクアマリンふくしまより アクアマリンふくしまより ニホンカワウソと同様の理由で、ユーラシアカワウソも世界中で絶滅の危機にさらされています。   人気のコツメカワウソを筆頭に、今、カワウソはペットとしての需要が非常に高まっており、それによる密猟が問題となっています。 可愛いカワウソをペットとして飼いたい気持ちもわかりますが、野生生物であるカワウソを自宅で飼育するのは非常に困難であり、カワウソにもかなりの負担がかかってしまいます。 ユーラシアカワウソを含むカワウソたちの現状についてまずは知ることから始め、彼らのために今、私たちにできることをよく考えてみましょう。   もっとユーラシアカワウソについて知りたい方は、YouTubeにて「特報どうぶつSDGs」が公開中ですので、是非ご覧ください! https://youtu.be/I756G1A13v4?si=1tz-xS5Ko2zMRwK8   コピー・イラスト / kawe
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