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日本で!世界で!里山で!メディアで!2025年の活動報告と来年の展望

今年もエコロジーオンラインへのご協力ありがとうございました!


日頃から、エコロジーオンラインの活動にご協力いただき、誠にありがとうございます。

2001年に産声をあげたエコロジーオンラインは今年で25周年を迎えました。「戦争の世紀」から「環境の世紀」にしよう!と意気込んで船出したものの、日本ではNPO法もできたばかり。当時は右も左もわからない状態でした。そんななか何か一緒にやろうと声をかけてくれたのが坂本龍一さんでした。音楽業界にいた自分にとっては渡りに船。その後「アーティスツパワー」の立ち上げに奔走。その流れが「ap bank」に繋がり、環境省と「Re-Style」、ソニーミュージックとは環境雑誌「Lingkaran」を生み出しました。

 

そんな25年を振り返るような企画として「小さな発電所がつなぐ、明るい未来」と題したプロジェクトからスタート。マダガスカルに次ぐ途上国バングラデシュ支援を関西学院大学と実施しました。すでに関学生と作った「じぶん発電所」は現地に届けられ、スラムの子どもたちの明かりとして使われています。

 

また、ラジオを使った気候変動キャンペーン「カーボンニュートラル ACTION」をエコロジーオンライン、FM栃木、宇都宮大学髙橋若菜研究室の3者でスタートさせることが出来ました。栃木の番組ですが、全国に向けたポットキャスティングも用意しています。他にない取り組みとして永く続けられる体制づくりを模索していきます。

 

地元の佐野では生物多様性に配慮した里山整備が動いています。多田の丸岳地域を中心に坂田昌子さんや山井忍さんのワークショップが定期的に動いています。全国のモデルとなるように整備をして行きます。

 

来年、新たなる事業を中心にどんなネットワークが出来て行くかも楽しみですが、昨年から当事者になってしまった失語症については、東京大学と組んで「当事者研究」を始めました。生成AIや音楽の活用など新しい分野で研究をスタートさせようと思っています。ナノ発電所やじぶん発電所などを使って防災の事業に関わることも検討しています。

 

エコロジーオンラインは皆さまの会費やご寄付によって、人にやさしい社会を目指す活動を続けることができます。これからも、どうぞよろしくお願いいたします。

 

                           エコロジーオンライン理事長

                                                                                             上岡 裕 

 

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